どうして苛立ちがパートナーに向くの?
颯人のインタビューを連載する出版社には、颯人に聞いて欲しい事の要望が多く来ていた。
「喧嘩することはないと言われましたが、直して欲しいこととかは、どうされていますか?」
「それは違うって思う時は言うし、危ないと思うことも言うよ。
危ないこととか、間違ったことって、相手を思って言うことだから、伝わってると思うんだよね。
カミさんも、何かあれば言ってくれるし、お互いに、納得してる。
違うなと思うことを我慢して、相手に合わせてると疲れると思うんだよね。
そういうことは、率直に伝えあえば、自分が気づいていないことがわかって、改めることができるから、喧嘩にならないのかな。」
「ストレスが溜まってると、ついパートナーに当たっちゃって、申し訳なることありますが、そういうこともありませんか?」
「パートナーに癒されるんじゃなくて当たるの?
苛立つことがあっても、家でカミさんと子供見たら吹っ飛ぶよ。
どうして、苛立ちがパートナーに向くの?」
恋ボケの正論であった。
「好きな人なのにおかしいですよね。」
インタビュアーは、自分の至らなさを反省する。
「そんなだったら、ケンカになるのは、仕方ないよね。
そういう時こそ、パートナーに、甘えればいいんじゃない?」
颯人は、誰もがこんな人と結婚したら幸せと思う旦那様。
決して、カミさんを含めた憧れの夫婦ではない。




