男の最高のわがまま
「昨日は、どんなことが、幸せでしたか?」
インタビュアーは本日も、毎日幸せを感じると言う、颯人の恋ボケにツッコミを入れる。
「昨日は、昼過ぎに仕事が片付いたから、晩御飯を作ろうと思って早く帰ったわけ、
だったら、リビングでカミさんと子供が昼寝してるんだよね。
平和だなぁ〜って思ったなぁ。
起きたら飯食べれるように、支度してたら、カミさんが起きてきて、オレの背中にもたれてウトウトしてんの。
それもたまんなかった。」
それのどこが幸せなのか、私には理解できない。
旦那が仕事から帰ってきたなら、起きて自分がご飯作れよ!昼寝してたんでしょ!と思うとインタビュアーも同じ事を感じたらしい。
「お仕事から帰られて、すぐ家事って、ゆっくりしたいって思いませんか?」
「思わないよ。
子供を産んでもらうって、男の最高のわがままだと思うんだよね。
男にはできないことだから、カミさんにしてもらうしかない。
そのわがままを叶えてくれたカミさんだから、オレにできることは、何でもしたい。
オレができることって、出産に比べたら大したことはないからね。」
確かに、出産は大変なことであるが、颯人は、家族に不自由のない生活を送らせている。
それで、十分ではないだろうか。
カミさんは、母親になる自信がないと、妊娠に消極的だったから、颯人にとっては、わがままだったのだろうか。
颯人は、自分のわがままを聞いてくれたカミさんのため、会社の決定権などを少しずつ理人に譲り、育休に備えた。
子供が産まれた男性社員には、時短勤務を推奨をし、社内環境も変えた。
颯人にとって、カミさんの出産は、最高の贈り物であった。
今は、子供が成長する幸せに溺れている。
子供を産んでくれたカミさんに、家事と育児は無理をする必要はないと、積極的に家事と育児に取り組む颯人は、本日も最高の恋ボケ旦那である。




