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不思議な家  作者: 猫野沙子


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11話 家庭菜園、12話 ラディッシュ

家庭菜園をする主人公。

11.家庭菜園


 友人が家庭菜園にはまった。もともと植物が好きな人だから、とても納得した。


「ラディッシュ、いいわよ。収穫するまで短い期間でいいし、サラダなんかで食べると美味しいのよ」


 友人があまりそういうものだから、私もプランターでラディッシュを育ててみることにした。


 ひと月余りで収穫時期が来た。わくわくしながら収穫しようとすると、1本のラディッシュが土から出てきた。


「人型ラディッシュ?」


私がそういうと、ラディッシュはお辞儀をした。礼儀正しい。他の子はどうだろうと抜いてみたけれど、普通のラディッシュだった。


 ラディッシュはサボテンと仲良くなった。間違って抜かないように、専用の植木鉢をつくってあげた。




12.ラディッシュ


 友人が久しぶりに遊びに来た。セキセイインコになぜか驚いていたけれど、挨拶をしてあげていた。あの子も「コンニチハ。キョウ、ニク」と言っていた。


「ラディッシュ、どうだった?」


「可愛いわ。美味しいのもあったし」


 友人が訝しげな顔をした。


「可愛い?」


「うん。ほら」


指さした先に、ラディッシュがいた。ちょうど鉢植えに戻るところだったみたい。友人にペコリとお辞儀をすると、鉢植えに戻った。


「……そう、ね」


 友人に、我が家のラディッシュを入れたサラダを出したらなぜか悲鳴を上げた。ひどい。




読んでくださり、ありがとうございます。

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