65話 ガジュマル、66話 引継ぎ
日常の一コマ、ニューフェイス?
65.ガジュマル
ホームセンターで見かけたガジュマルに惹かれて、買って帰った。まるで人が座っているような不思議な見た目をしていた。
ガジュマルを飾ってしばらくすると、緑の兵隊たちがその前で歩哨を始めた。時々、サボテンとラディッシュもガジュマルの側に立っている。
友人が遊びに来た時にもやっていて、それを目にした友人が言った。
「ガジュマルって、キジムナーって言う妖精が住んでるって言うよね」
私はそれを聞いて、みんなが妖精のために歩哨をしているのかもしれないと思った。
66.引継ぎ
配達エリアの配置換えがあった。俺は変な家があるエリアから外れて、別な方面の配達になった。変な家があるエリアは、新人が担当することになった。
「先輩、気を付けた方がいい家ってありますか?」
「うーん、これと言って気を付けないといけない家はないな。あっ!ここの家」
俺は新人が持っていた地図を指さした。
「玄関ポーチにでかいインコがいる。挨拶すると、時々予言してくれるぞ」
「はい?」
「セキセイインコとは思えないサイズなんだよ。まあ、行けば分かる。住んでる人はすごくいい人だぞ」
「はぁ」
新人は首を傾げつつ、地図に蛍光ペンで変な家がある場所を塗った。
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