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不思議な家  作者: 猫野沙子


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63話 ブラッシング、64話 水遊び

妹が留守番中のエピソード、ほのぼの日常

63.ブラッシング


 姉の家で留守番をしながら実家のペットたちをスケッチしたりしていた。


 徐々に暗くなっていく縁側の猫をスケッチし終わって、少しの間、ぼんやり猫を眺めていた。ふと思い立って、猫をブラッシングしてあげた。


 外はもう暗くなって、部屋からの明かりで縁側がうすぼんやりと照らされている。寝ている猫はブラッシングが気持ちいいのか、ゴロゴロと喉を鳴らしておとなしくしている。


 猫の毛がふわっと空に浮かんだ。猫の毛が飛ぶたび、淡い光を帯びてスゥっと消えていく。


「あなたの毛って蛍みたいね」

猫にそう言って、私は猫が満足するまでブラッシングを続けた。




64.水遊び


 ご近所さんが使わなくなったからと子供用のプールをくれた。私はさっそくそれを庭に出して水をためて、犬に水遊びをさせてみた。楽しそうに水に入って、出てきて体をブルブルと振って水を飛ばすと、近くにいたサボテンとラディッシュが嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねた。


 それを見た犬が、何度もプールに入って、体を振って水を飛ばした。私もびしょ濡れになってしまった。


 気が付くと、スライムもいつの間にかプールに入って、プカプカ浮かんでいた。スライムも暑かったのかしら?


 猫は縁側ではしゃぐ犬たちを眺めて、大きなあくびをしていた。


 



読んでくださり、ありがとうございます。

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