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不思議な家  作者: 猫野沙子


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41話 妹、42話 かき氷

小さな不思議

41.妹


 ふらりと実家に帰ると、金魚の水槽の底石がきれいな石に変わっていた。スケッチブックを取り出してサッとラフ画を描いた。少し色をのせて、勝手にリビングに飾る。


 姉はおっとりしていて、何でも受け入れるから、私が少々好き勝手しても怒らない。


 蝶々がヒラヒラ飛んできた。近所の子が持ってきたと言っていたっけ。人差し指を差し出すと、器用にとまった。


 冷蔵庫を開けると、プリンが冷えていた。食べようと思ったら、服の裾をツンツンとひかれた。見ると、いつの間に来たのか狐が服の裾を引っ張っている。


「わかったわよ」


 姉のだから食べるなと言っているのだろう。昔から、こうやって私がやりすぎないように注意してくれるのだ。


「狸は?」


狐は庭の方へ顔を向けた。狸はいつの間にか家を抜け出してヒラヒラ飛んでる作り物の蝶を楽しそうに追いかけていた。





42.かき氷


 かき氷が食べたくなって、かき氷機を倉庫から出してきた。まるで昔の屋台に置いてあったような立派なもので、結構重い。


 祖父が買ったのだろうか。小さい頃は、祖父にねだって妹と一緒に食べた思い出がある。


 専用の容器に水を入れて冷凍庫へ入れて、シロップを買いに行った。いちごとブルーハワイを買って帰った。


 しばらくして、氷が出来上がった。透明で、向こうが透けてみえる、きれいな氷を機械にセットして、削る。


 ふわふわのかき氷に、シロップをかけて、かき氷を堪能する。


「みんなでかき氷パーティー、しようかしら?」


私は一人で笑って、食器を片付けた。


読んでくださり、ありがとうございます。

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