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未来の宇宙で戦争があり、そこで特攻兵として戦いに参加した男がひょんなことから未来に行ってハーレムと国を作るお話  作者: 信礼智義
第1章 建国編

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第25話 国家としての成長と悪魔のささやき

毎日18時に投稿しています。お読みいただければ幸いです。

 我々が、この地に居を構えてから1年が経とうとしていた。

 最初は6人だったこの国も人口が増え、軍の体裁も整ってきた。みんなに押される形で軍総司令として自分は大将を名乗ることとなった。

 アイは少将、マイとミィは大佐、ユウとユアとエリーは中佐とした。初期に亡命し、軍事訓練を受けてきた18人の男の子たちは皆一律少尉に昇進させた。

 そのほかに最初に我が国に来たクリス訓練兵100名は少尉に昇進、イムから受け取ったクリス兵捕虜は全員一階級の昇進とした。なお、我が国に亡命した男はみな訓練兵として訓練ののち、伍長に任官していた。

 人口も10万人を超え、国家としての体裁も整ってきた。

 いざこざも増えてきたため、憲兵を整備し、マイ大佐を陸戦隊司令兼憲兵総監とした。

 そうやって忙しく過ごしていたら、クリスからの使者が来た。

 通商条約の仮締結を行うためである。本締結はクリスの首都ロンディウムに来てほしいとのこと。

 ヤマトとの関係上、すぐには難しい旨伝えたら、とりあえず了解、仮調印を秘密裏に実施することとした。

 仮調印の後、両国に大使館を置くことを確認した。


 「旦那はん、すっかり国家らしくなってきたな」アキがやってきた。軍需物資や各種民生用物資を購入し、我が国の生産物の売却を行った。

 「おかげさまで、男の数も増えているし、各種技術者も派遣してもらい、いろいろな産業が興りつつある。クリスからの移民も増えているし、ヤマト男子と結婚して、夫婦となるものが次々と出てきている。そしてミズホ純正の子供たちが誕生してきている。国として発展していくのが目に見得るのがとてもうれしい」私は微笑みながら言った。


 「ヤマトでは、男の子たちが次々と逃げるので、てんてこ舞いらしいで」にやりと笑いながら、アキが言った。

 「男の子たちから聞いたら、女たちは男を監禁しておもちゃにしていたそうじゃないか。そんなことをしていたら逃げるに決まっている」

 「女たちは大切にしていたつもりなんやと。養ってあげて、かわいがってあげて、何の不満があるんだといっとたぞ」

 「ひどいな。同じ男として同情するよ。アン、逃げたい男の子がいたら、どんどんうちによこしてくれ。嫌ならヤマトに帰っていいし、気に入ったら、クリスの女の子と一緒になってこの国に根を据えればいい。そういえば、最近はヤマトから来た技術者がここで結婚して、そのままここに残るケースも出てきたぞ」


 アキは、ニヤリとしていった。

 「どや、いっそのことヤマトを取ってしまったらどうや」

 「ヤマトを取る?」

 「旦那はんが男性解放を叫んで、堂々と攻めていけば、多くの男たちが女たちに反乱を起こすやろ。そうなると軍の連中は動けんなる。名家のうち反主流派の一部もどう出るかわからんし、ヤマト政府は大混乱や。及ばすながらあたいも手を貸すで」

 「ちょっと待てくれ。私はただ妻たちや仲間たちと平和に暮らしたいだけなんだ。それに反主流派ってなんだ?」

 「反主流派というのは今の政府に批判的な勢力を言うんや。その中心となるのが御三家と呼ばれる連中や。御三家っちゅうのは、九頭、一之宮、芦川の三家のことをゆうんや」

 「九頭って……」

 「旦那はんの兄さんの家系や。一之宮は旦那はんの幼馴染の家系やろ。芦川は旦那はんの親友の家系やったはず。この三家は反主流派の中心で他の名家と一線を隔しとる」

 「兄は無事に家を継いでくれたのか。私みたいな裏切り者をだして、家ごと潰されたかと思ったよ。一之宮はあみ姉か妹のまいが継いだのか?」

 「そういうふうに聞いとるけど。あみ姉って旦那はんの幼馴染の名前でっしゃろ。なんで姉が付くんやん」

 「二人は子供のころからずっと一緒だったんだ。あみは二つ年上で実の姉のようだったからあみ姉て言っていたんだ。まいは同い年だったから呼び捨てだけど」思い出すように続けていった。

 「二人とも子供の時から私と結婚するって言っていて、航宙士学校を卒業してすぐに深い関係に……いやなんでもない」

 「ちょっと待てや、旦那はん二人に手ぇだしとったんか」

 「今は六人妻がいるのだが」

 「当時はヤマトも一夫一婦制だったんはずや。旦那はん意外と外道やな」

 「回答は拒否する」

 「まあ、ええ。話戻るけど、どないするねん。ヤマト倒さんといずれは堪忍袋の緒が切れて攻め込んでくるで」

 「ヤマトの人口は?」

 「たしか10億ぐらいだったはずや」

 「10万人しかいない国がどうやって10億の人口を治められる?」

 「そこは旦那はんのカリスマで」

 「ふざけるな。無理に決まっているだろ。しばらくは様子見するしかないだろ」

 「しゃないな。まあ、やるときは言うてな。死ぬ気で手伝うで」

 「報酬はいらないのか」

 「あほぬかすな。商人が損得抜きで働くかい」

 「何が欲しいんだ?」

 「まずは嫁にしてや」

 「……」

 「あとオオサカ星域をおくれ」

 「…………」

 「あと各種利権と…」

 「わかったから、もういい」

 「あは、了解ということやな。言質とったで」

 「なんかひどく疲れた」

 「それゃ大変や。養生せにゃ。いい精力…栄養剤あるで」

 「いま精力剤と聞こえたが」

 「気のせいや。もしかしたら旦那はんたまっとる?わては身持固いねん。でも結婚してくれるなら考えてもいいで」

 「誰か助けて…」


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


ちょっと閉話が続きます。切らずにお読みいただければありがたいです。

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