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未来の宇宙で戦争があり、そこで特攻兵として戦いに参加した男がひょんなことから未来に行ってハーレムと国を作るお話  作者: 信礼智義
第1章 建国編

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第23話 矢作伍長の思いと裏取引

投稿登校再開します。毎日18時に投稿しますので、お読みいただければ幸いです。

 桜花の製造について、総統は最初とても渋っていた。でもヤマト軍と比較したときの戦力の不足や桜花の戦力としての効果など話した。最後にこの国は私たちの国です。みんなこの国を守りたいのですと言ったら、総統ははっとしたような顔をした後、壮絶な微笑みを見せた。

 「みんなの気持ちは分かった。桜花の製造を認めよう。ただし、一番は私が行く。いいな」

 この国は総統なしでは立ち行かない。総統を逝かせるわけにはいかない。でもとりあえずは製造を認めてもらうことだ。我々は総統の申し出を了解した。

 そのあとみんなで話をした。

 「総統を逝かせるわけにはいかない。とりあえず桜花の製造は開始する。一台作成しているからあとは量産するだけだ」

 「何機作るんだ?」齋藤伍長が言った。

 「とりあえず我々の分として18機作成する。実際2~3機あればこの戦争には勝てるだろう」

 「誰が最初に乗る。まさか本当に兄貴を乗せるわけじゃないだろう」桜井伍長が言った。

 「まず作成者である自分が乗る」矢作伍長が言った。

 「じゃ2番目は俺が乗る」齋藤伍長が言った。

 「俺の先祖は神風特攻隊で兄貴の部下で最後まで一緒にいたそうだ。ここで俺が逝かなくてはご先祖様にあの世で怒られてしまう」齋藤伍長は笑って言った。

 「3番目は俺だな」桜井伍長が言った。

 「そもそも兄貴をここまで巻き込んでしまったのは俺が原因だ。グンカンコロニーで宙族たちにさらわれた時、最初に助けを求めたのは俺だ。俺がいなければ兄貴はサルガッソーの奥で姉貴たちとおとなしく暮らしていたと思う。だったら巻き込んだ俺が責任をとらなくちゃな」桜井伍長は微笑みながら言った。

 「矢作、とりあえず18機と言わず量産してくれ。次は俺たちも逝く。おそらく後輩たちも競って志願するだろう」水口伍長たちが言った。

 桜花の量産が決まった。


デジマコロニーにて

 桜井良子少佐と桜井幸江大尉が再びやってきた。とりあえず、入港を認めず、通信機で話をした。

 あちらの言い分としては、あちらの条件をのんだ形にしてほしい、ただ、実際に履行するかどうかはミズホの判断に任せるとのことだ。

 要求を口頭で認めた形にしたことにして、その代わり、移動および交易の自由、特に武器の売却を認めることにするのを条件とした。

 武器の供給先は桜井コンツェルンで、ここは古くからの軍事メーカーであり、桜井姉妹の実家にあたるそうだ。

 武器の供給が必要な我々にとって、ヤマトの最新の武器が手に入ることは悪い話ではなかった。また、今は密貿易の形式で、ヤマトに物品を販売していたのを公然とできるようになる。我が国の特産品である各種農作物を代表する食料品や鉱石などの資源の輸出が自由となり、こちらとしてもメリットが多い。

 ミズホ総統九頭大佐とヤマト連邦桜井良子少佐の間で、条件が取りまとめられ、口頭で約束が交わされた。

 亡命してきた男子の引き渡し、およびミズホが現在領有する地域のヤマトへの帰属、幹部の投降が約束された。しかしその時期は未定で、近日中準備ができ次第としか定めなかった。

 その代わり、ミズホとヤマトの間での人の移動や交易の自由が認められた。交易除外品として、麻薬類は除外されたが、それ以外は特に基準を設けなかった。

 良子少佐は内容の簡単なメモを作り、この内容で了承と自分でメモをした。

 

 桜井姉妹は帰国後、佐藤大将にそのことを報告した。具体的な説明は幸江大尉が説明を行った。佐藤大将は時期未定であることに難色を示したが、この条件を取り付けるのにどんなに苦労したかということを約2時間とうとうと語り、いい加減面倒になった佐藤大将はこの内容で了解し、統合会議のこの件を報告した。


 佐藤大将は統合会議には時期未定であることは言及せず、準備ができ次第と報告したため、統合会議もこの件を了承、佐藤大将を称賛した。

 佐藤姉妹はこの功績をもって、そろって昇進した。良子少佐は中佐に、幸江大尉は少佐となった。

 また、投降までの間、その準備期間中はミズホに対するヤマトから攻撃を行うことは中止することが決定された。

 このことは、マスコミや各種ネットでも流され、ヤマト連邦軍の功績として称えられた。

 男の子たちが戻ってくると思った名家の女子たちは、落ち着きを取り戻し、逃げ出した男の子たちにどんな罰を与えてやるかが社交界での話題の中心となった。


 九頭大尉の話は社会的に大変話題になった。

 それまで歴史の教科書の人物だった、それも極悪人と呼ばれた男が生きていて、侵入不可と言われたサルガッソーに国を興したことは大変話題になった。

 マスコミはこぞって取り上げた。

 神風特攻隊と九頭大尉のことを歴史や人物からアプローチする番組は硬派な部類で、グルメやミズホの観光について取り上げたり、低俗な部類には九頭の性生活、特に複数の妻たちとの激しくみだらな性活をでっち上げたものを流す者もあらわれた。

 九頭が投降した後、夫として面倒を見てもいいという申し出が統合本部にいくつもの名家から出され、ちょっとしたブームとなった。


男子多量失踪事件から騒がしかったヤマトは平和を取り戻した。ように見えた。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


思いがけない評価をいただきありがとうございます。これからもお読みいただければありがたいです。

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