第一章7話 煙の匂い
街に着くと煙が立ち込めていた。綺麗であったであろう街並みは火の海となっていた。
「なんだよこれ、、、」
「何が起こったか情報を集めましょう。アオ様と私が中心部を。オリヴァ姫は生き残りの確認をお願いします。
行きますよ。アオ様」
「わかった。オリヴァ、何かあったら逃げろよ。また後で。」
「2人とも気をつけてね、、、?私も生き残った方の安全が確保できたらすぐに向かうから。」
俺とリリーは走って中心部に向かう。
すると、大量に倒れている人がいる。
「な、、、なんだよこれ、、、!」
俺が動揺しているとリリーは冷静に倒れている人の胸に手を当てて
「大丈夫です。異常はないようです。あまり見苦しいところは見せるべきではないかと。」
「み、、、見苦しいって、、、まあとりあえず、、なんともなくてよかった、、、でも、なんでこんなに倒れているんだ、、、」
「眠らされているようです。おそらく何者かのフロラです。」
フロラ、、、、珍しいならこんな短期間にボンボン出てくるなよ、、、
すると、リリーは立ち上がって拳を構える。
「アオ様。警戒を。おそらくこれを起こした元凶です。」
リリーがそういうと煙の中から背の高い女性が出てくる。
「男の子に女の子〜…カップル〜?」
「もし私とアオ様がカップルに見えているなら、その目は不良品かと。」
「流石にひどくね、、、?」
空気に緊張感がない。というより、気持ち悪い感じだ。あの女性からは殺意が感じられない。ピリッと張り詰めた感じがない。
「アオ様。フロラを使います。下がっていてください。」
リリーはそう言うと髪色がオレンジ色に変わる。
「油断なんかしないからねぇ。いっくよーーー!!!」
女性の後ろに黄色髪のリリーが現れる。女性は気づいていない。
「マジ油断大敵だしー。」
後ろから女性にナイフを突き立てる。
「やったか!!?」
『おにーちゃんそれフラグだってばぁー!』
っ、、、思い出したくもない、、、そんなことより、あの女の人は、、、
「うふふふ、、、すごく夢見心地だわぁ、、、こんなに強いなんてぇ、、」
無傷、、、どころか、、、あれって、、、
黄色髪のリリーが倒れている。
「リリーーー!!!!!」
すると俺の目の前に赤髪のリリーが出てくる。
「私の圧倒的な力にひれ伏しなさい。ノミムシ。」
そう言って炎を女性に向けて放つ。
「黄色髪のリリーは、、!?無事なのか、、!?」
魔法を打っている赤髪のリリーに話しかける。
「問題ない。あの程度でやられる私ではない。ただ、黄色が寝ているままなら私は金に戻れない。」
そうか、、、分身隊全員が集まらないとリリーに戻れないシステムなのかよ、、、
こうなる前に言っとけよあのバカ、、、!!
俺たちが赤髪のリリーが放つ火の海に集中していると、後ろから気配がする
「私の名前はアイリス。おやすみなさい、坊や、、、、、」
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『おにーちゃん!見て見て!今日は可愛い女の子の絵描いたの!すごい?』
『ああ、すごいぞ。○〇〇』
『えへへぇ、、、おにーちゃん大好き!』
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、、、ぁ
、、、、、聞いていますか?
「聞いていますか?アオ様。」
「リリー、、、?」
「打てただけでも上出来と言ったんですが。聞こえなかったですかね」
は、、、、、?
ここは、、、オリヴァの屋敷、、、、、、?
金髪のリリー、、、、?
つまり、、夢を見る俺の力が使われた、、、、、、?
でも、夢オリヴァの声は聞こえなかった…
それに何が起きた、、、、?
確か、街で火の手が上がっていて、、、リリーが分身を使って敵に応戦していて、、、、
後ろから声が聞こえた後の記憶がない、、、
あの女性が、アイリスと名乗ったあいつがおやすみと言った後の記憶が、、、
「リ、、リリー。アイリスって、、、、」
「アイリス、、、?誰のことでしょうか」
やっぱり、時間が戻ってる、、、、
なんでだ、、、?今までは誰かが死んだ時、時間が巻き戻っていた、、、
ただ、今回は誰も死んではいない…俺もおそらく、、、
何が起きた、、、、?
わからないことだらけで頭がぐちゃぐちゃしていると煙の匂いがしてくる。
さっきと同じようにリリーとオリヴァの表情が険しくなる。
「あっちの街の方ですね、、、向かいましょう。」
「ええ、いくわよ。リリー。アオくん。」
俺は言われるまま馬車に乗り込む。
「アオ様、、、?どうしましたか、、?」
「いや、、、なんでもない、、、」
なんでループした、、、?俺のこの力の条件は一体、、、
答えは出ないまま街に着く。
「何が起こったか情報を集めましょう。アオ様と私が中心部を。オリヴァ姫は生き残りの確認をお願いします。
行きますよ。アオ様」
「あ、、ああ。」
走って中心部に向かう。
「やっぱり、、、みんな倒れてる、、、」
リリーは倒れている人の胸に手を当てて
「大丈夫です。異常はないようです。意外ですね。アオ様はもっと騒ぐかと思いました。」
そりゃ、、2回目だからな、、、
「眠らされているようです。おそらく何者かの、、」
「フロラ。だろ。」
リリーは少し驚いた顔をする。
「はい。その通りです。そして、、、」
リリーは立ち上がって拳を構える
「その元凶が来たようです。」
煙の中から背の高い女性が出てくる。
「男の子に女の子〜…カップル〜?」
「もし私とアオ様がカップルに見えているなら、その目は不良品かと。」
「アオ様。フロラを使い、、、」
俺は首を振る。
「ダメだ。相手の能力がわからない以上、分身して弱体化するべきじゃない。」
「しかし、、、」
アイリスは煙に消え、俺の後ろに現れる。
「私の名前は、、、」
「アオ様!!」
リリーが腰の短剣をアイリスに向かって投げる。
するとふっとアイリスが姿を消す
「どこ行った、、、?」
「わかりません、、!おそらく透明化の類のフロラかと」
透明化、、、そんなのありかよ、、、そんなチートな、、、
すると、アイリスがリリーの後ろに現れる
「うしっ、、、、、!!!」
俺が叫ぶのが遅かった。リリーは気づかないまま
「私の名前はアイリス。おやすみなさい、坊や。」
リリーがその場に倒れる。
「リリーーーーーーー!!!!!!!!」
「よくもリリーを!!!!」
俺はなにができるわけでもないくせにアイリスに向かっていく。
俺の拳は空を切る。
「私の名前はアイリス。おやすみなさい、坊や、、、」
、、、、、ぁ
、、、、、聞いていますか?
「聞いていますか?アオ様。」
、、、、、!
「リリーっ、、、!!」
俺はリリーを抱きしめる。
「よかった、、、!よかった、、、無事で、、、よかった、、、、」
リリーは俺を蹴り飛ばす
「アオ様の魔法程度で私はやられませんし、当たってもないです。」
魔法、、、、、?
ここ、、、屋敷、、、、
また、、、、戻ってる、、、、、、




