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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
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86 命と父親の愛情②ーローズ視点

気配を探る中、突如として私の後ろに現れ、勢いよく物理攻撃の上から、魔力による連弾を放ち、私が防御体勢をとる暇を与えずにダメージをくらい前方にて倒れそうになる


だが、前に手をつき体勢を整え、口からの血を地面に吐き捨てる


「チッ面倒な攻撃しやがって」


多少の苛つく気持ちが混み上がるが、私の言葉など聞いていないのか、攻撃を仕掛けられ、急ぎ防御体勢をとり防ぐ


こんなやりとりなどしていても、意味がないと私は、無詠唱より目眩ましのシャインを放ち、相手が目眩んだあとに、ラーナリアを助けようと駆けた。


だが┄それは上手くいくことはなく、ジルビオ(仮)より、気配を読まれ蹴り倒され、地面を滑り結構なダメージを受ける。


身体がジルビオ先輩のものであり、力も魔力も桁外れなせいもあって、私の力量を越えられると、本当に困るなとダメージを受けてる間に思い


どうにか体勢を整え手をつき、衝撃を和らげると、僅かながら息切れを起こす。


「まいりましたね。結構なダメージを受けてるようだ。」


はあはあ、と上がる息を吐いて、ふうと息をし、ジルビオ(仮)を見据えた瞬間、私は驚愕した。


何故ならば、私を攻撃し遠ざけたのを見計らいジルビオ(仮)は、ラーナリアの木に力を注ぎ込み始め、黒い魔女も魔力を注ぎ出すと、木は成長速度を上げて、空に伸び、大輪の花を咲かせてしまい


中央にはラーナリアが人ではなく、花の魔物とかして存在していた。


「ふふふ、実験は成功ね。素晴らしいわ! このときを楽しみにしていたのよ、さあ花を散り、私に見せなさい、ドリアード、その女の身体は自由よ、さあ~」


魔女の言葉にラーナリアは、蠢き始め、カタカタと動き始めたとき、近くにて風が舞うように吹くと、次の瞬間┄シリウスがジルビオ(仮)と魔女を蹴り飛ばしている光景があった。


魔女は少し地面を擦れ、驚きながらも楽しげに見つめ、ジルビオ(仮)は意識が戻ったのか、目の前にシリウスがいたことに笑いが込み上げていた。


「シリウス、何故に逃げなかった⁉」

「うっさい! 俺には俺の考えがあるんだ。それに、この魔女には恨みがあるし、父上には心底ムカついてんだよ!」

「┄妙な癇癪おこしてんな、逃げろ‼」

「いやだね。」


ふいっと私から視線を逸らし、シリウスはジルビオ(仮)を見据え、魔女より距離をおいて双剣を構えている。


何を意固地になってんだよ、お前は?


そう思うが、シリウスの瞳は何処かジルビオ先輩がサリエナ様を守るときや、息子を守る姿に似ていて、何とも言えなくなるが、子供で出来ることなど、たかがしれている


私は己れに治癒魔法をかけて、加勢しようとした矢先、フォルトロンが私の側に現れる


「┄邪魔したらいけないよ先生」

「邪魔ではなく、加勢ですよ。守るためなので邪魔しないでくれませんかね、フォルトロン」

「屁理屈だな。だがそんなこと言われて邪魔しないわけないだろう、あとラーナリアは俺の餌なんだ、シリウス同様、消してやるよ」

「出来るものならしてみなさい、私が本気を出さないだけで、倒せるんですよ。」

「┄へえ~でも、あんた昔に力を使って死にかかったんだろ、命は大切にしないと奥さんが悲しむぜ、せ~んせ」


ギクッとする、確かに昔にやむを得ずに力を使って死にかかったことがあるが、何故にお前が知っているのかと疑問が過る


いや、いまは集中しよう!


ただのはったりやもしれんしな


「┄世迷い言を言うな、だいたいお前が知るわけがない」

「ふ~ん、はったりじゃないんだが、まあいいや、時間稼ぎは出来たし」


とフォルトロンの言葉に、嫌な予感がし、シリウスを見れば、ジルビオ(仮)がおらず、シリウスも消えていた。


魔女はクスクスと笑い私を見て、次にフォルトロンを見ると


「┄フォルトロン、あの玩具、面白いわね」


と告げてくる。フォルトロンは魔女の声にニヤリと笑い、偉く楽しげに笑い始める


「ああ、俺とあんたの最高に最低な玩具だ、壊れるまえに、改造したからな、役にたたねば困る、シリウスを不幸にし食らうためにもな」


何故にフォルトロンは、ここまでシリウスに執着するのか? 理由はわかっている、だからこそ、このあとの未来に影響すると、私が動こうとしたときだ


ラーナリアの闇が濃くなる気配に、彼女を見れば、花が散り実を着け始め、闇が実に吸収されると、フォルトロンが空に上昇し、ラーナリアに近づくと食らい始めた。


食らうと言っても、まるで吸い込むようにフォルトロンの中へと入っていき、散りと分解され吸収していった。


それは数分数秒にも感じ、何故か私は動けずに見守るしか出来なかった。

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