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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
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60 秘密の邂逅ージルビオ視点①

シリウスが職場にて仕事をしている頃に時間は戻る、その頃シリウスの両親は屋敷より出掛け、妻を舞台仕事への復帰をしているため、送り届ける


「サリエナ、帰りに迎えに来るから、怪我をせずに頑張れよ」

「はい、ジルビオもですよ」


ギュッと抱き締めあいながら、言い合えば、妻の同僚のナオハーラが咳払いをしてジルビオとサリエナを引き裂く


「あんたら┄こんな場所で、いちゃついてんじゃないわよ、特にサリエナ! あんた復帰してんだから客の目を考えな、いまは私らは商品であり、女優なんだから」

「あと、ジルビオもだよ! 場所を考えていちゃつきな! いいね‼」


ナオハーラの言葉に確かにと思い、離れようとしたらサリエナが、拗ねたように口を尖らせ、ナオハーラを睨みつける


「いいの! ジオは私の大好きな旦那なんだから、甘えたいときに甘えるんだから、私にはエネルギーなのよ、ナオハーラのバーカ!」

「あんたねー‼」


ガシッと私の腕につかんで、あっかんべーをする可愛い妻に、ちょっといや、かなりやられ気味で、嬉しくも色々と困っていたら


「ねージオも、私の事を好き、大好きだもんねー」


ヒョコッと顔を上に向けて、誘惑してくる妻の可愛い破壊力は凄まじく、キスしたくなるがグッと我慢し、変わりに額にキスを落としておく


「┄ああ、大好きだ! このまま用事を忘れて、君を抱きたいほどに」

「┄ジルビオ♥」

「あ~はいはい、ラブラブしないの、まったく出勤して早々に、いちいち、これしないと終わらんのか!」


わざとナオハーラは私との間に入り、サリエナの腕を無理矢理に掴み、私の方向へ向いて


「┄このアホは私が連れて行くから、ジルビオもさっさと目的の場所に行きな、ほら、シッシ」


と手を振り言われ、私は苦笑気味に少々助かったような残念なような気分のまま、サリエナにまたな! と告げて踵を返し、行くべき場所に向かう事にした。


◇◆◇◆


最初の目的として、私はある少女に会いに薬屋の店に来ていた。


いまはcloseだが、気にせずに店のドアノブを回し扉を引くと、玄関は意外にも開いておりカランカランと客が来たのを知らせるベルがなった。


店中は前に来たときと同じで薬品の匂いがするものの、店の棚には駄菓子や、化粧品だろう物が並んでいるのが見えた


そしてカウンターには、誰もおらず、もしかして留守か? と思うのと同時に、店に鍵を閉めずに留守にするものかと思い直す


「すまない、店主はいるか!」


出来るだけ、店の奥に届くように声のトーンを上げてみれば、店奥よりバタバタ、ドタ、ガシャーン、ガラガラ! と凄い音が響いてくる


なんだか、慌てているようで、大丈夫か? と思っていると、奥より前にあったときよりも、ピンクの髪はボサボサで、くたびれたような表情と、服が女性の物ではないような作業着を着用していた


そして私に気づくと、一瞬だけ嫌そうな表情をしつつも、何かを決心するように気合いを入れたとき、グ~~~~と店主より腹の虫が鳴り出して、みやーーー‼ と叫び赤くなったのでした。


うん、世話しないな、ちょっと娘がいたら可愛いがりたいかもしれんな


私はつい、そんな想像のもと店主を見て笑ってしまった。


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