47 動き出す闇と観測者②ーロイ視点
ロイのちょっとした秘密に触れています。
あと、ルーヴェンス殿下の探し人にも触れていますが、話しの中では少しの鬼ごっこ的な、すれ違いもあったりします。
それぞれに夜の物語を繰り広げている頃、セルナルド国の丘にある大樹の近くに一人の少女がいた
「もうすぐ、私の命がピンチになるし、バッドエンドになり死んでしまう、絶対にフラグは折ってやるんだから」
「え┄っと確か、ここにあるんだよね、月桂の種が┄┄┄うん、あった‼」
いそいそと少女は、地面にて力を注ぎ入れていくとボコッと穴が空けば、中にて種を取り出す
「┄よし! あったーー‼」
両手にてガッツポーズを作り、急いで┄その場から離れる
あまりこの場所にいたら、彼が来るもん、目的の物は手に入ったし、これで┄完成するはず
少女は決意を決めたあと、急いで走っていき、姿が消えた頃に空間が歪み、そこより青年が現れた
しかし現れて、そうそうに周囲を探す素振りを見せて舌打ちをする
「┄┄また、逃げられた」
青年は項垂れ、イライラしていたが、近くにある穴を見るなり驚く
「これって、魔力の残滓だよな。えらく慌てていたようだし、感知したぞ、次こそ捕まえてやるからな」
フフフフと笑っている姿は、何処の悪人なのだろうと言いたくなるね
そんな事を思っているとき、私の存在に青年は気づき、此方に視線を向けられた
「┄何をしているんだ┄ロイ」
「おや┄お気づきだったんすか殿下」
「┄┄普通なら気づき難いだろうが、気配探知をフルに発動させていたのでな」
「あはは、なるほどね。まあ、俺っちは色々と調べ物があるんですよ、本当に色々と」
深い意味合いを含みながら告げてみれば、ルーヴェンス殿下は呆れたような表情を浮かべる
「┄まあ、いい。それより┄最近この近くに誰かいなかったか?」
「いましたが、何かあるんですかい?」
「ああ┄ここ最近、私の結界に触れる事が出来る奴がいてな、ときどき┄撫でたり力を干渉したり修復するような動きがあってな」
「出来ることなら、その者を見つけ引き抜きたいと追って探しているんだ」
なるほどね、ならば彼女が干渉した人物と言うことになるだろう
「ほう~そうなんすか、でも┄僕は見ただけでも一瞬で現れて消えたようですから、顔は知らないですぜ」
本当はバッチリ見えたが、いまは彼女の物語ではないため、ルーヴェンス殿下とは関わらせる訳にはいかないと、ヘラヘラと笑って告げて見る
「そ、そうか┄顔はわからないか、性別もか?」
「はい、知らないっす」
私の言葉にルーヴェンス殿下は、凄く残念なのか落胆し、はあ~~~と長い溜め息をもらしたあと、殿下は魔法を使い転移し姿を消した
「ハハハ、殿下┄ドンマイです」
いなくなった殿下に賛辞を送ったあと、私は大樹に近づいた後に、手を触れる
するとザワザワと草木がざわめき動いていく
「なるほど、やっぱり動き出したんだね┄┄うん、わかった。君も気を付けてね」
私は大樹から手を離して、月を眺めると手に錫杖を顕現したあと
「さて、シリウス様┄今回は貴方が主役の物語だ、この運命┄どんな結末に導くのか、見守らせて頂きますよ」
シャンと音を鳴らし、地面に錫杖をあて祈り地脈に私の力を注ぎだした
私は観測者、運命に干渉してはならないが、出来るだけ良い運命を見たいと思うもの
小さなヒントを見逃さないで下さいね隊長




