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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
47/102

47 動き出す闇と観測者②ーロイ視点

ロイのちょっとした秘密に触れています。

あと、ルーヴェンス殿下の探し人にも触れていますが、話しの中では少しの鬼ごっこ的な、すれ違いもあったりします。

それぞれに夜の物語を繰り広げている頃、セルナルド国の丘にある大樹の近くに一人の少女がいた


「もうすぐ、私の命がピンチになるし、バッドエンドになり死んでしまう、絶対にフラグは折ってやるんだから」

「え┄っと確か、ここにあるんだよね、月桂の種が┄┄┄うん、あった‼」


いそいそと少女は、地面にて力を注ぎ入れていくとボコッと穴が空けば、中にて種を取り出す


「┄よし! あったーー‼」


両手にてガッツポーズを作り、急いで┄その場から離れる


あまりこの場所にいたら、彼が来るもん、目的の物は手に入ったし、これで┄完成するはず


少女は決意を決めたあと、急いで走っていき、姿が消えた頃に空間が歪み、そこより青年が現れた


しかし現れて、そうそうに周囲を探す素振りを見せて舌打ちをする


「┄┄また、逃げられた」


青年は項垂れ、イライラしていたが、近くにある穴を見るなり驚く


「これって、魔力の残滓だよな。えらく慌てていたようだし、感知したぞ、次こそ捕まえてやるからな」


フフフフと笑っている姿は、何処の悪人なのだろうと言いたくなるね


そんな事を思っているとき、私の存在に青年は気づき、此方に視線を向けられた


「┄何をしているんだ┄ロイ」

「おや┄お気づきだったんすか殿下」

「┄┄普通なら気づき難いだろうが、気配探知をフルに発動させていたのでな」

「あはは、なるほどね。まあ、俺っちは色々と調べ物があるんですよ、本当に色々と」


深い意味合いを含みながら告げてみれば、ルーヴェンス殿下は呆れたような表情を浮かべる


「┄まあ、いい。それより┄最近この近くに誰かいなかったか?」

「いましたが、何かあるんですかい?」

「ああ┄ここ最近、私の結界に触れる事が出来る奴がいてな、ときどき┄撫でたり力を干渉したり修復するような動きがあってな」

「出来ることなら、その者を見つけ引き抜きたいと追って探しているんだ」

 

なるほどね、ならば彼女が干渉した人物と言うことになるだろう


「ほう~そうなんすか、でも┄僕は見ただけでも一瞬で現れて消えたようですから、顔は知らないですぜ」


本当はバッチリ見えたが、いまは彼女の物語ではないため、ルーヴェンス殿下とは関わらせる訳にはいかないと、ヘラヘラと笑って告げて見る


「そ、そうか┄顔はわからないか、性別もか?」

「はい、知らないっす」


私の言葉にルーヴェンス殿下は、凄く残念なのか落胆し、はあ~~~と長い溜め息をもらしたあと、殿下は魔法を使い転移し姿を消した


「ハハハ、殿下┄ドンマイです」


いなくなった殿下に賛辞を送ったあと、私は大樹に近づいた後に、手を触れる


するとザワザワと草木がざわめき動いていく


「なるほど、やっぱり動き出したんだね┄┄うん、わかった。君も気を付けてね」


私は大樹から手を離して、月を眺めると手に錫杖を顕現したあと


「さて、シリウス様┄今回は貴方が主役の物語だ、この運命┄どんな結末に導くのか、見守らせて頂きますよ」


シャンと音を鳴らし、地面に錫杖をあて祈り地脈に私の力を注ぎだした


私は観測者、運命に干渉してはならないが、出来るだけ良い運命を見たいと思うもの

小さなヒントを見逃さないで下さいね隊長

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