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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
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45 夢が見せる絆③

明けましておめでとうございます!

今年も頑張って投稿していきますので、どうぞ宜しくお願いします!m(_ _)m

父上とは結果的に一緒に屋敷に戻ったあとに自分の部屋に戻ったあと、残してる仕事も後回しにしてベッドに移動し倒れた。


ボフッと柔らかなベッドに仰向けになると一人ゴチる


「┄何だか父上とは、違う意味で疲れた」


短絡で言葉はヒント並みに謎だし、グラビアスとかの人格が父上の中にいて┄子供っぽくて


母上はいままでの言動が、全部演技で元女優らしいし


罪を探してくれって意味も謎だし


俺の疑問が疑問を呼んでいき、余計に混乱しかないし


思考回路がパンクする


はあ~~~


と深くふか~く、息をはいたあと、もう寝ようと決めた


このままだと、頭を使いすぎて死ぬからな


そう思い、瞼を閉じてから眠りに落ちて言った。


◆◇◆◇


シリウスが眠りに入った頃、ジルビオは、自室にもどるとサリエナに挨拶がてらに額にキスをしたあと、互いにソファーに座る


「サリエナ、シリウスに私の事を少しばかり話してきた」

「┄そう、ですか。どう┄でしたか┄シリウスの反応は?」

「驚いてはいたが、変に冷静沈着な所があって、物事をよく理解していたな」

「あら┄あなたに似てますわね」


ちょっと面白そうにサリエナが言ってくるため、ジルビオもフフッと笑みを浮かべたあと、静かにソファーの背もたれによりかかる


「┄似ているのは、嬉しいんだが、アレまで似なくて良かったのにと思うよ」

「生死の力ですか?」

「ああ┄それに、今日┄シリウスに触れてみて気づいたんだが」

「記憶の復元は、僅かながら始まっているように思えたな」

「そうなのですか?」

「うん。シリウスは俺に対しては、少しながらだが気を許してくれていたようだったしな」

「┄ふふ、何だか楽しそうですわね」


口元に手を当てながらクスクスと笑う姿に、顔に出ていたかと、ちょっと恥ずかしくなり咳払いをしておいた


「まあ、一応は┄楽しかったかもしれん」

「あら┄シリウスと会話して浮き立つなど、ジルビオにしては珍しいかもしれませんわね」


サリエナはクスッと笑み、肩に頭を寄りかかりながらクスクスと意味深に私を見る


「何処が楽しかったのか、私にも教えて下さいませ、話題は共通するものでしょ?」

「┄┄何だろうな、君からは┄からかいたいような思惑を感じるのだが」

「気のせいですわ」


えらくニコニコと言われるものだから、ついそう言ってみるが、彼女の心根は中々に読みずらいため苦笑を浮かべる


「実はな┄シリウスの奴が、私について色々と調べていたようだったから答えようとしたんだ」

「しかし、グラビアスが多少ピンチになっていてな助けと色々とあって、まあ┄そのことをシリウスに話したら拗ねて可愛いかったな」

「ジルビオ、話題を簡潔に省くのは昔からですが、噛み砕き過ぎです!」


シリウス並みに眉を釣り上げて、呆れている妻に、アハハと笑みを浮かべて誤魔化す


「シリウスにも┄同じように注意をされたよ」

「あたりまえです、まったく」

「┄ですが、私には貴方が言わんとしていることは、わかります。二人とも大事なのだと┄」

「┄┄まったく、君には叶わないな」


ポリポリと頬を掻いて最愛の妻を見れば、優しげに私を見る


「大好きですよジルビオ」

「┄┄不意打ちだな、それ┄」

「あら┄好きだと思ったのを隠すなど、私にはありませんもの。それに┄ちょっとシリウスに嫉妬しましたしね」

「┄へえ~息子にかい?」

「だって┄二人して仲良くするなんて、私抜きなのですよ、それとシリウスの拗ねた姿を一人で見るなんて私も見たかったですもの」


プクッと頬を膨らませて拗ねた妻に、アハハと笑ってしまう


まったく君とシリウスは、つくづく可愛いな


グラビアスもだが


私は拗ねる妻を抱き上げて、ギュッと抱きしめる。すると妻は唐突な私の行動に驚きながらも、抱きしめ返してくれる


「なあ┄サリエナ、私は明日動くよ」

「はい」

「┄必ず守るためだ、だからこそ頼む、ミラ嬢を支えてやってくれな」

「┄ええ、運命は┄動くものですから」


互いに、それだけを話してから、ただ抱きしめあった。これから動く歯車は、シリウスとミラの運命を狂わせるのを止めるためにも、必要だからだ


必ず助ける、私が私として償いのためにも


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