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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
44/102

44 夢が見せる絆②

父上に対して調べていた事柄の疑問点を3つほど話す


①国に対する裏切り行為

②誘拐、殺人、密輸

③脱税


そして最後に近衛兵の副隊長より、話してもらったことなどを話していくが、そこで┄何故か父上の事を名指しで出てきた事も追加しておいた


「なるほど┄そこまで調べていたのだな」

「┄┄あんたの事を恨んでたし、罪を償わせたかったからな、いまだって┄本来なら、ローズ宰相に報告すれば、良かったんだが┄┄┄」

「いまのあんたなら、話してくれると思えてしまったんだよ」


ちょっとした動揺が出てしまい、思えてしまった事に悔しさと甘えが出てしまい、複雑な気分になる


すると父上は┄何故か俺の言葉を聞いて、目を見開き、驚いた表情をしたもののクスクスと笑みを浮かべ


「昨日の少しだけの会話だけで、信頼されてるとは、何だか嬉しいな」


素直のまま、恥ずかしげもなく言う父上に、余計に恥ずかしさと、悔しさで舌打ちが出てしまう


「┄┄褒めてねえ!」

「┄ふふ、我が息子は素直じゃないが、可愛いな」


とか言いながらクスクス笑われるものだから、イラッとして文句を言おうと口を開いたとき


さっきまで笑っていた父上は、スッと笑みを消して、俺を見る


「┄あまり息子をからかい過ぎてはいかんよな。本題に入ろうかシリウス」

「少し前に話しておったよな、私の中にもう一人の人格者のグラビアスがいると」

「あ┄ああ」

「それでだな、そのグラビアスと言う奴は無駄に悪知恵が回るくせに、子供のする事ばかりをする奴なんだ」

「┄子供もがする事? あれがか⁉」


いままでの事柄に対して、俺の中にある人格を思い出していけば、あの暴力や暴言、金銭に対する要求が子供の範囲内に入るのか? と疑問がわく


「┄┄あの金銭に対する要求や、愛人との絡みは子供とは言えない気がするんだが」

「確かに┄それに対しては、心から胸糞悪い気分だったが、どうにも愛人と言うよりは、娼婦と遊んでいたようだったがな」

「そっち方面は、おさかんだったと」


いくら父ではないと言っても、肉体は父上だと思い、じと目を向けてみれば


「あいつ┄後で殴ろう」


ボソッと父上が呟くなり、俺を見ると苦笑気味な表情をし弁解の言葉を告げてきた。


「そのことは私の監督知らぬ事とは言えぬが、後でシメるから気にするな」

「それよりも、話を戻すが┄最近は大人しくしていてな、変に子供っぽくはなってきたな」

「┄┄┄ふ~~ん」


何だか変に面白くないな、俺に向けてくる時よりも┄慈愛があるような物言いは、少しイラッとした。


グラビアスって奴は、どうにも父上からは好かれてるんだよな、ちょっとうらやま┄┄┄┄┄って違うからな!

俺は別に父上から好かれたいなんて、思ってないし、まあ┄いまの父上は嫌いじゃないけど┄


ぐあ~だから、違うっての!!


などと一人で呻いていれば、父上がクスクスと笑う声がして、俺の頭を撫でてくる


なっ! 撫でるなっ!


と怒鳴りたい気持ちでいたが、何故だろう┄┄いま、何か温かい者が頭を過った


「┄なあ、シリウス。私はお前もグラビアスも大切な息子だと思っている、だからこそ罪を探してくれ、私がしたかどうかではなく、真実をな」

「短絡的だ、主語を入れろ」

「いまは、これぐらいしか言えぬ。少しばかりグラビアスに力を使いすぎたからな」

「いや、だからな。短絡な┄┄あ~もう、いい、また明日ぐらいに聞いていいか?」

「ふっ┄いいぞ。では┄互いに情報交換をしよう次の機会にな」


父上はそれだけ告げたあと、もう一度軽く俺の頭を撫でたあとに柔らかく笑みを浮かべたあと


互いに戻ることになったが、少しばかり距離を開けてしまうと、チラッと俺を見て複雑そうな表情をされたり、寂しそうな表情をするのは、なんだか狡い気がする


そんなにすぐ、父上とのいさかいなど払拭できるほど、俺の気持ちは硬くなに複雑なのだった

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