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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
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29 閑話2 安らぎは君がいるからーチルト視点②

怒られてジマとガイスは視線を逸したまま晩酌をしながら鍋をつついているのを幼馴染みはみて


「まあ┄べつにいいけど」


と呟いていたものの、次に俺の方を向くなり、俺の皿を掴みくいでくれ渡した


「はい、まだあるんだから食べなよ」

「え? あ、ああ」


皿を受け取りながら返事をし、具を掴もうと箸で触ろうと思ったが、その前にどうしても幼馴染みに話そう、そう思えた


今日の気遣いが俺の態度が沈んでいることが原因ならば、もしかするとジマとガイス、幼馴染みには感づかれる可能性はあった。


「なあ、今日な┄」


俺が意を決っして話そうとしたら、幼馴染みが自分の口元に手をあてて


「後で聞くわ、いまは楽しく食事をする、いい」


と告げたあと、反論は認めない

そんな表情をされて、幼馴染みは俺が言いたいことを明らかにわかったのだろうと思え、つくづくかなわないなと感じた


◆◇◆◇


30分後


ジマとガイスは、すっかり出来上がりコタツにて雑魚寝をし、いびきをかいていた


そんな状態を幼馴染みは呆れて、奥にある布団を取り出し、俺と幼馴染みで運んで寝かせたあと、俺達は再びコタツに戻る


テーブルにはお鍋は、俺と幼馴染みで片付けているため綺麗になってなにもなく


ただ緑茶が入った湯飲みがあった。


俺は一口、緑茶を飲んだあと幼馴染みに30分前に遮断された内容を話すことにした。


「今日なクリスタ殿から、ミクトのことで話があったんだ」

「┄ミクトって、チルトの弟だよね? 確か┄死んだはずじゃあ~なかったの⁉」


頷き、肯定するが、話を続ける

詳しい内容と不可解な想い、ミクトに何かが起こっていること


そして┄クリスタ殿とクラヴィスト殿が協力して情報をくれることなどを話してしまう


幼馴染みは全部の話しを聞き終えた後、妙に渋い顔をして眉間に皺を寄せたあと、思考を巡らし


「┄チルトは、ミクトを助けてやりたいんだよね」

「ああ、もし甦りの何かで生きててくれるなら、ミクトの、いや俺があいつと過ごせなかった分や、楽しみを、いま感じてるものを、分けてやりたいからな」

「そう」


短く答えると、幼馴染みは腕組みをしたあとに、パッと明るい表情になりながら


「なら、チルトには、落ち込まずに元気でいないとね」


と意味不明なことを言われ、つい俺は呆気にとられていれば、幼馴染みはニカッと笑みを浮かべて、俺に近づくなり頭をポンポンと撫でてくる


「もしもし、何をなさっているんだ?」

「小さい頃にしてあげた、元気になるおまじないだよ」

「┄┄┄┄ふっ」


まったく幼馴染みは、俺が小さい頃と変わらないことをして喜ぶとでも思っているんだか


でも、俺に向けてくれる幼馴染みの笑顔を、独り占め出来るのは、ちょっと嬉しいが


そう思いクスクス笑ってしまうと、気持ちが楽になる、少し前はミクトへの懺悔と助けてやれなかった苦しみで、胸に痛みが走る思いが支配していたが、いまはなくなっている


やっぱり幼馴染みって、ヤバイな


俺にとっての安らぎは君がいるから、乗り越えられたんだ、ずっと昔に俺の心を救ってくれたときから


「ありがとうな」

「ふむ、何故に礼なの?」

「元気が出たってことだよ!」


幼馴染みの額にデコピンをすれば、ぬぬ、とか言って反撃されたが、こんなやりとりが出来るのも、ミクトがいないと辛いが、いつか、巡る運命の中で助けてやろうと誓ったのだった


余談


「そう言えば、出店に出すときのやつ、いいアイデアは見つかったのか?」


なんとなく報告も終わり、出店について話しをする流れになり話題をふると、幼馴染みはムムッと呻き、コタツのテーブルにて顔を埋める


「まだ┄良いアイデアが浮かばないのだ~~、なんか良いアイデアない?」

「┄出す物は決まってるんだよな?」

「うん┄カカオを見つけたから、チョコをバナナにコーティングする【バナナチョコ】にするつもりだよ、でもさあ~」

「なんか、それだとインパクトがないんだよね。こうバーンとお客の心を鷲掴みに出来るようなアイデアが欲しいんだよ」


そう言いながら、アイデアにする絵の図面をテーブルに広げて、客に惹き付けるものについて話し合うが、結果的にアイデアは浮かばず


ならばと明日ぐらいに、隊長に聞いてみる事を告げれば、え⁉ と一瞬、驚ろくも

何で? と言いたげな顔に、俺は告げる


「だって、あのシリウス隊長って、商売1つで店を繁盛させた家柄なんだ。それに隊長自身も店を構えるブランドがあるしな」

「┄なるほど┄確かに┄それならアイデアも豊富かも」

「だろ! だから聞いて損はないぞ」


俺がそう言い終れば、幼馴染みはウンウンと頷き賛成の意志を伝えてくるので、明日は隊長に聞こうと思ったのであった。


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