表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
26/102

26 閑話1 お鍋と魔道具は紙一重②ークリスタ視点 

クラヴィストが出したものは、黒髪に白銀の布が編み込まれたお守りだった


チルトはお守りを愛しげに持ち


「これさあ、母さんが俺とあいつとで対になるようにと作ったものなんだ」


そう呟けば、懐からもう1つ同じ物を取りだし、重ね合わせると1つの絵柄が出来上がった


ヒマワリコンシェルジュ、夏に咲く大輪の花だ


えらく粋のあることをする方だったんだな  


だがチルトは、すぐに悲しみに変わる瞳へと変わり、クラヴィストに尋ねていた。


これを何処で発見したのと


「これは、黒狼一族の広場だ、お前が我が母に生きるために強襲し、最後に逃げた広場でな」

「┄┄┄┄」


チルトは沈黙し、ギュッと両手で掴み顔をお守りにあて弟の名前を呟く


「ごめん、ごめん、ごめんな! お兄ちゃんが┄守ってあげられなくて┄┄一人で辛かったよな、ごめん」


苦しげに己か、弟への謝罪を呟くチルトに、私は苦笑する


「┄チルト殿、謝罪はいらんと思うぞ、ミクト殿はもしかすると生きている可能性があるのだ」


そう最初に見せた物をチルト殿が弟の物であると口にしたのだ、それがミクト殿の生存が確定したと確信できるものだった


するとチルト殿は私を見て、どういうことだ‼ と驚愕な表情をしてみてきた。


「最初に見せた物があったろ┄それは最近、この王都にある建物で発見されたのだよ」


私はそう言ってから、ベルハルトに映像再現のビジョン魔法を発動してもらう


「この建物に見覚えはないかい?」

「ここって、少し前に事件があった場所だ、貴族のハフビール伯爵の息子が孤児を誘拐した場所だと」

「そうだ、クラヴィストには、この伯爵について不正行為の証拠を調べていたらしくてな、そこで┄君の弟君に遭遇し、戦闘したんだ」


そうだよな、ってクラヴィストに告げれば、コクリと頷いたあとに話の補足を話してきた


「戦闘の末、ミクト殿の身体は人の凌駕をいっしていたな。俺は黒狼一族の者ゆえ、どうにかなったが戦闘能力は凄まじい者だったぞ」

「とまあ、クラヴィストがそこまで苦戦し、この証拠品を持ってきたんですよ」


私はベルハルトに映像を消してもらい、チルト殿を見れば、まっすぐに私どもを見て


「生存しているなら、ミクトは、ミクトは何処にいるんですか?」


と手の爪を食い込むぐらいに力を入れて問われ

私とクラヴィストは瞠目するも、チルト殿ならばと思っていた反応をされ互いに顔を合わせたあと


「┄いまは消息はつかんでいないが、知り得る情報が掴み次第、チルト殿に知らせよう」

「そうだな┄俺も、あるものを追っているんだ、きっと知らせてやる」


チルト殿は私らの言葉に、はい、頼みます! と返事を返してくれたのだった。


これによりチルトが運命の螺旋、歯車に組み込まれた出来事となるが


そのことで、ミクトの運命は生存か死かの歯車が1つ重なるものとなるのは、まだ┄ずっと先の未来、一人の聖女の物語にて語られることになる


◆◇◆◇


チルト殿へは今後の事を、話していくということで、話は終了し出ていったあと


少しばかりクラヴィストと話していた


「運命とは時に、人へと与えるものだと神が言うが、ラヴィはどう思う?」

「クリスタなりに見解したらいいだろう」


クラヴィストが、酷く不快そうにミクトの布を見ているものだから、きっとあの魔女のことだろうなと思い


「私が見解して見る世界とラヴィの見解は違うからな、同級生で親友のお前に私は頼ってるんだけどな」


あまり魔女のことは考えるだけ、疲れるから話題をそらすように告げれば、頭をテーブルにあててゴンッといい音を立てた


「おい、大丈夫か⁉」


あまりにも突飛な行動に驚いて、心配しているとクラヴィストは額を押さえ、私を見るなり


「┄唐突に友人モードになるな、恥ずかしいぞ、親友とか、バカなのか⁉」


などと文句を言いながらも、恥ずかしいのか顔が少し赤くなっていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ