22 プレゼントーミラ視点②
プレゼントを会計で済ませて私は満足した買い物を済ませていると、お嬢様やクロード様、ルーヴェンス殿下は、まだ少し考えながらプレゼントを選んでいるのを確認し
私は少し外を眺めようとしたとき
雑貨にて、小さなクリスマスツリーが目に入る
王都にはクリスマスがあるが、王国誕生祭と被るため一緒に町の市民は祝うことがざらとなります
ですが私の小さな頃は、クリスマスだけを祝うのが主流で孤児院には、庭に大きなツリーがあり飾りつけなどをしたりしたものです。
カスミシスターは毎年は祝うためでなく、時おり懐かしむ姿をしては笑みを浮かべていましたが、いつか会いに行きたいですね
それにもう1つ思い出としてクリスマスツリーは、シリウス様と約束した場所にも似ていて
「約束などしなくても、いいのに┄バカ」
ツンッとクリスマスツリーを軽く弾いていたら、ルーヴェンス殿下がいつのまにやら横にいて
「シリウスのこと考えてたのかい?」
と言われ、いつもの仕返しですか? と文句を言いたくなったが
事実シリウス様のことを考えていたので頷いた
「おや? 素直だね。まあ良いけどさ、それより、ミラ嬢はあいつからパーティに誘われたかい?」
「いいえ、誘われてません。私とシリウス様は旦那様経由で一緒にいるのであって、誘われる義理もありませんし」
騎士の方々が必ず参加すると渡したらしいとは旦那様には聞いていた
だからこそ、シリウス様が私を誘うなど絶対にないと断言していたのだ。
期待などすれば、私自身が腹が立つもの
「┄アハハ、ミラ嬢は欲がないな、でも期待しても良いんじゃないか? あいつミラ嬢のこと嫌いじゃないからよ」
「┄無駄に期待などしませんが、ちょっとは考えておきます」
「そうしてやってくれ」
ポンポンと頭を撫でて、大人の対応をするルーヴェンス殿下に私はムッとしましたが
殿下なりの優しさだと気づいているためプイッとそっぽを向いたのでした
それからお嬢様たちの買い物も終了し、店の外に出るため私が扉に手をあて、お嬢様達を外に誘導したあと
では出発しましょうかと言う話になるものの、クリスマス話が突如、話題が上がり
隣の店舗に宝飾店にてクロード様がお嬢様にプレゼントしたいと告げて
何故か、そこにも入ることになる
やれやれ登校する前に間に合わせなくては
そんなことを扉の近くで思っていたとき、殿下がまたもや横に来た
「なんですか┄良く隣にきますけど」
「いや~、クロードとメリア嬢の側は、独身男性にはきついからな甘々だからさ」
チラッと殿下を見て、私もお嬢様達を見れば
確かに婚約式を済ませてから、特に甘々さが強く、糖度などは凄いことになっている
そこに独身男性や独身女性には酷く毒で、妬み嫉みを受ける的になるのは自然の道理となる
「そうでしたね、あれはキツイかもしれません。ときおり私にもダメージがきますから」
「アハハ、そっか」
クスクスと殿下は笑い納得されるのも癪ですね
「それより殿下はシリウス様が調べていることを、知っているのですか?」
「うん? あ、ああ┄知ってるよ。シリウスの色々な事情や両親のことも、記憶を無くした理由もね」
「なんですか、それ┄。知っていて観測しているなど悪趣味ですよ」
「┄┄┄アハハ、何か手厳しいな。でもな、これはシリウスとジビアス殿、サリアナ嬢の約束だからな」
「約束? 私の事を忘れたシリウス様にですか?」
私が聞くと笑みを消して殿下は、首を振り
「記憶を無くす前だよ┄あいつが苦しげに言っていたんだ。自分で必ず見つけて、戦うと、ジルビオ殿やサリアナ嬢がすぐ近くにいて、見えてなかったようだがな」
「┄事情がわかりませんが?」
「いつかシリウスに聞けばいい、あいつが記憶を思い出したときにな」
それだけ言われ、またアハハ暗くなったな! と剽軽に笑い出したあと、クロード様に近づきからかい始めていた。
「なにをしてんでしょうね」
呆れたものの、私は色々とシリウス様に対して知らないことを、旦那様やシリウス様にいつか聞いて見たいと、このとき固く決意した
◇◆◇◆◇
本当に買い物は済ませてから、今度こそ出発しようと店を出た私や殿下とお嬢様、クロード様は固まるはめになった。
何故ならば、シリウス様がロイさんとじゃれていたのですから




