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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
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12 夢現の中で、君を知る④

シリウスがある意味、不可解な行動をとるシーンがあります

ミラ嬢とは抱き締めあっていたが、余りにもミラ嬢が抵抗してくれず、身を任すため


俺も俺で、ミラ嬢の甘い匂いとサラサラな髪の感触は色々と恋人いない独身男には、ヤバイため、出来るだけ、すぐに離れた。


いかん、自分でやっといて、色々危ういな


俺は手で赤くなり出す顔を扇いでいたら、ミラ嬢は俺の反応など気にせずに、何だか満足気味で、何故かお礼を言われるしまつだった


そのあと、互いに枝の上に座り、ミラ嬢と他愛もない会話をしながら、俺は今後のための事柄を話す


「今日か明日ぐらいに、両親が帰還していたら、話すための制限をかけられる可能性があるし、もしかしたら君を口説けなどとほざく場合もある」

「その場合は、連絡ルートをここでしないか?」

「提案的には、宜しいと思います。では、何かある場合は、クロード様かメリア様か殿下にて私に連絡して下されば、ここに来ます」

「┄あ┄ああ、わかった」


うん? メリア嬢とクロードならいいが、何故にルーヴェンスの名前が出るんだ?


「どうかなさいましたか?」

「いや、何故にルーヴェンスに連絡したら、ミラ嬢に伝わるのかと思ってね」

「そうですね、殿下は伝達のスキルがあり情報収集仲間ですので」

「えっと、それって、脳内テレパスだよな。よく会話するのかな?」

「┄まあ、そうかもしれませんが、どうかしましたか、機嫌が悪い顔ですが?」


ミラ嬢に指摘され、俺は無意識に木の幹に力を入れて、顔まで感情が出ていたらしい


何だかムカツクんだよな、その状況


話せる間に情報収集仲間とかって、結構しゃべってるってことだし、業務異常の関係にだって進展してみろ、俺、ルーヴェンスを殴りたくなるかもしれん


「ミラ嬢はルーヴェンスに惚れないでくれよな」


だから、つい、そんな忠告をして、ハッ、となる。


いやいや、ミラ嬢は俺の物ではないから、恋愛していいんだよな、うん


いまの言い方じゃ、ヤキモチと独占欲の彼氏かよと突っ込んでほしい、いや、突っ込んで貶してくれ


しかし、待てどミラ嬢からの毒舌は来ず


何故かクスクスと笑う声がした。


俺は急ぎ、ミラ嬢の笑顔を見ようとしたが、向いた、そうそうにミラ嬢の表情は無表情になっていた


あ~もう戻ってるのかよ


少々、悔しい思いになりかかっていたときだった、ミラ嬢が何かを思い出したように


「┄あ、もう┄そろそろ、お嬢様の食事の時間になりそうなので、戻って宜しいですか?」


と言われ、俺は許可を出した


するとミラ嬢は、スッと立ち上がるなり、俺に一礼したあと、すぐに下へとジャンプして着地するなり、走って行こうとする姿に


「┄またな」


と声をかければ、ミラ嬢は振り返りコクリと頷いたあと、軽い足取りで走り差っていった


◆◇◇◆


夕焼け空を木の上にて景色を眺めている俺は、今後の行動に、どんな対策が適切かを考えていたとき、空から小さな鳩が俺に向かって突進してくる


うおっ! なんだ、いきなり⁉


そう思いながら、鳩の動向を眺め警戒していれば、俺の目の前の直撃あたりに急に止まり


パンっと軽い音がするなり、一枚の紙が俺の掌にて舞うように落ちた瞬間、紙の主に検討がついて、俺は急ぎ紙を広げ読むことにした


「┄┄┄┄なるほどな」


俺は読み終えるなり、その紙を燃やしておいた

秘密裏にやり取りをしている相手は両親には気づかれたくないからな


俺は溜め息をはいたあとは、立ち上がるなり、飛び降りる


結構な高さだが、俺は本当に気になるような感じではないため余裕でおりたあとは、家路へと帰るために急ぐことにした


◆◇◆◇


王都の貴族街にある、白百合の館に辿り着いた俺は、自宅の鐘を鳴らした


すると妙に慌ただしい足音がしたあと、扉が勢いよく開け放たれ、コード家の長である執事ラーシュが出迎えてくれた。


「ただいま┄ラーシュ」


俺がちょっと照れくさのまま、帰ってきた挨拶をすれば、ラーシュはとても嬉し泣きをして抱き締められた。


「お久し振りの帰還、私めは嬉しく思います、お坊っちゃま」

「いや、久し振りって言っても、一週間ぶりだろう、まったく┄。それより家に入りたいから、離してくれないかい?」


入り口の扉の前で、男同士が抱き合う絵など、妙な噂が立つか、わかったものではないからな


そう思い、注意がてら声をかければ


ハッとしたようで、ラーシュは慌てて俺から離れたあとに謝りつつも、屋敷の中に通して貰い、一応は両親の帰還をしているかを確認したが、いまは┄まだ帰還していないことを教えてもらった


「┄そうか、ならば明日ぐらいには戻る可能性もある。念のために金額の計算のもと、値段に見合うものを提供できるように準備を頼む」

「はい、心得ております。シリウス様は、このあとは、どうなさいますか?」

「今日の所は、明日の仕事と今後の対策を纏めることにするよ。あとラーシュ、サルファン叔父さんから連絡が来たから、秘密裏に調査報告を頼めるかい?」


俺が今日、鳩便の使い魔のことを、ラーシュに話して見れば、1度驚きながらも、深く頷くなり


「お任せ下さい、前からシリウス様より連絡があったので、此方は此方で準備をしておりましたゆえ」

「そうか、ならば俺は部屋にてやることを済ますから、夕食は後で部屋に持ってきてくれ」


はい、とラーシュが返事をしたのを確認後に、俺は小さく笑みを浮かべて部屋に行こうと足を進めていると


「シリウス様、辛くなっても無理はしないで下さいませ」


ラーシュの言葉に、俺は一瞬だけ足を止めてから「無理はしないさ」とだけ言い残しておいた

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