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53話 地獄

すみませんm(_ _)m頑張ります。

レオン達の所へ帰るとニヤニヤしながらレオンが話かけてきた。


「ちゃんと帰ってきたな。」


「授業があるから帰ってくるに決まってるだろ。」


「いやいや。

俺としては、花畑でリリーさんの可愛さに我慢出来なくなったコウが押し倒して、花で見えない事を良いことにあんなことから、こんなことまでやって遅れる可能性も考えていたんだがなぁ。」


否定はしない。

そういう気持ちにならなかったとは言えないからなんだが。

からかって言っているだけだと分かっているから一々反応はしないが。


「あっ、リリーさん顔真っ赤!

大丈夫?熱でもあるの?」


ライト、そこには触れないのが紳士ってもんだぜ…

分かってない所がライトらしい。


「だ、大丈夫です。少し走ったので暑くなってしまって。」


「そうなんだ。でも、コウも走っただろうのに、全く顔色が変わってないね。やっぱり、流石だね。」


「ライトはいい奴だよなぁ」


「えっ、急に何!?」


「天然でコレだからな。」


「レオンみたいにならず、このままでいて欲しいな。」


レオンの様になってしまったライトなんか考えられないしな。


「凄く貶されてる気もするだけどなぁ、確かにそう思うよ。

反論出来ないのが悔しぃ。」


「バカなことを言ってないで授業に行くぞ。早く帰ってきたのが無駄になるだろうが。」


「おう。次の授業って剣術実技だよな?

聞いた話だと、剣術実技の先生の授業、最初は地獄らしいぜ。」


「地獄?」


「何だか、最初は基礎体力や筋力をつけるために延々と走らされたり、重い剣を持ってこれまた延々と素振りや型をさせられるって話だぜ。

しかも、走るのにもノルマがあって、何周以下だと単位が貰えないとかがあるんだってよ。」


「理屈は分からなくも無いが、それはどうなんだ?」


「本人は嬉々としてやらせてるみたいだぜ。」


さすが脳筋先生…





「ここだな。」


「ちょっ!これはトラック広すぎるだろ!」


「これは…」


「授業時間中ずっと走るんだよね…」


みんなトラックの広さを見た瞬間絶句し、諦めのような声をあげた。

周りにいる先に来ていた生徒からも走る前から疲れた表情をしている者もいた。



「おっ、鐘が鳴る前からこんなにも来ている生徒がいるとは、今回の新入生は優秀な者が多いなぁ!ハッハッハ!」


また、濃ゆい先生だな…


「おし!全員揃ったみたいだな。

鐘が鳴る前からで悪いが、全員揃ったみたいだからな、早速始めたいと思う!」


ノーキンス先生が手元の出席簿のような大きさの物を見て、全員揃ったのかを確認したみたいだ。

こういう所はファンタジーならではの便利さだな。


「聞いている者も多いと思うが、私の授業では最初は基礎体力をつけるために延々と走ってもらう!

その時は氣や魔力を使っても構わない!

授業内容が次の段階に進むかは君達の体力量しだいだ!

それでは、トラックの線を引いている所で待っていろ!鐘が鳴ると同時に持久走の始まりだ。」


この人数だとちょっとしたマラソン大会になってるぞ。

坊っちゃんは一番前で今にも走り出しそうな勢いだな。何故こうも同じ授業ばかりなんだ?


そんなことを考えているうちに授業開始の時間となり、鐘が鳴った。


「よし、始め!

ノルマは初めてということで10周にしておく!」


氣を使えば身体能力を上げることが、出来るからといってもこの広いトラックを10周…

地獄の意味が分かった気がする…

最後のトラックですが、長さを明確にしていないのは皆さんの感覚で当てはめてもらいたいのと、作者本人の無知故です。すみません。



読んで頂きありがとうございました。

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