52話 固有能力
すみませんでした ∑m(__)m
もし、この話を楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら最大限の感謝と謝罪を申し上げます。
少々学生の本分である学業が疎かになってきていたことにより、執筆が厳しい状態になっていました。
これからも続けて行きますので、まだ少々不定期にはなりますが待雪草をよろしくお願いしますm(__)m
「わぁ。」
花壇に着くとリリーが感動したような声をあげた。
「綺麗だろ?
いろんな品種を掛け合わせたりして綺麗な花を作っているらしい。」
「日本にあった花と似たものもありますね。」
リリーがパンジーとよく似た花を指しながらしゃがみこんでじっくり見ていた。
「来ていただけたのですね。
興味を持って頂けて嬉しいですわ。フフッ。」
「わっ!?」
リリーがしゃがんでいた体勢から飛び跳ねる様にして驚いていた。
「だから、気配を殺して来ないで下さい。セリーヌさん。 リリーが驚いていますから。」
「フフッ、それでもコウ君は驚いていないみたいで すけど?」
前もこんな会話があったな。
「これでもRランクですから。
それより、オススメの花はありますか?
セリーヌさんが教えてくれる花はとても期待できますからね。」
「フフッ。
それは信用して下さっているのか、良いのを見せろというプレッシャーですか?」
「両方です。」
「わかりましたわ。
こちらに私が創った自信作があります。」
前を優雅に歩いているセリーヌさんに、目につく花を1つ1つ説明してもらいながらセリーヌさんイチオシの花のある場所へ向かった。
「!」
俺はその花を見た瞬間言葉が出ない程の感情が身体中を駆けめぐった。
安心、不安、勇気、優越、期待、劣等感、郷愁…
だが、それほど嫌な感覚にはならず逆に心地よく思う感情だった。
隣のリリーも電流が身体中を駆けめぐった後の様に硬直し、瞳に涙を溜めていた。
「凄いでしょう?
私も最初に花が開いた時はあまりの美しさに心を奪われて湧き出す感情に驚きましたわ。」
「セリーヌさんが創ったのですよね?」
「はい。
私には固有能力があったみたいでして。
それが、ありとあらゆる命あるものの潜在する能力を引き出すという能力ですわ。」
固有能力は固有魔法と誤解されがちで俺がやったあの水晶にも出るのは固有魔法だけで、固有能力は出ない。
固有能力というのはとても貴重で、魔法も奇跡に近いがそれよりも奇跡に近く、奇跡そのものと言っても良い程だ。
頭の中でも魔法陣を使わずに使え、魔力が要らないのが固有能力、頭の中で魔法陣を創り魔力を必要とするのが固有魔法だというかんじかな。
「その能力、凄すぎませんか?」
「自在に操れたらそうかも知れないでしょうが、私には自在に操る事が出来なくて今までで唯一発動したのがこの花です。」
「凄い潜在能力をこの花は持っていたんですね。」
俺の言葉にセリーヌさんは首を振った。
「いいえ、この花の潜在能力だけが凄い訳ではありません。誰しも持っている潜在能力は圧倒的な攻撃や防御など、常識外れなものですわよ。」
「分かるのですか?」
「ええ、制御出来ていないので急に見えるのですが、はっきり見える時や霧がかかった様で見にくい時もありますけど。」
「俺のは見えましたか?」
「それが、何度も見ようとしているのですが、全く見えないのです。
霧がかかった様で見えないとかではなく、全く。」
「もしかして、俺の婚約者になったのはセシリアの婚約者の能力を引き出すため、ですか?」
「はい、私はこの能力のせいで外部から王族に入る人の妾になる事が決定していました。
ですが、お相手がコウさんで良かったですわ。
それは、セシリアも同じでしょうけど。」
「皆が評価しているほどの人間じゃありませんよ、俺は。」
「フフッ、そう謙遜なさる所がまた…」
「そう言いながら抱きつかないで下さい。」
「婚約者どうしなのですからよろしいではないですか。」
腕に抱きついてきているので、胸の感触がダイレクトに伝わってきていてヤバイ。
…これはリリーに負けず劣らずかな。
そんなことを考えていることが分かったのか、リリーが頬を膨らませて怒っていた。
「すみません、次の授業受けるので帰らせてもらいますね。」
そう言って自然に腕を抜いた。
「あら、そうですか。それは残念です。
またいらしてくださいね。
フフッ、気が向けば私の部屋にでもいらしてくださっても結構ですわよ。」
何故この人も俺が女子寮に入れる事を知っているんだ。
「用があればうかがいますよ。
それではまた。」
「はい。」
膨れっ面のリリーを連れて花壇を出た。
「セリーヌさんに抱きつかれて凄くにやけられてましたね。」
「いや、それは…」
「そうですよね。
私なんかより、セリーヌさんの方が良いんですよね。ぶつぶつ…」
初めて見るが、拗ねたリリーも可愛いな…
「セリーヌさんはむぅ!」
あまりの可愛さに周りに誰も居ないか確認してからキスしてしまった。
「どんな事があっても、リリーの事は好きだよ。
これで、分かっただろ?」
「…はい///」
ちょっと強引だったかも知れないが何とか分かってもらえたようだ。
こうして、照れたリリーを連れてレオン達の所へ帰った。
前書きでも申し上げましたが、すみませんでした。
まだまだ続けて行きますのでよろしくお願いします。
実は何故か今まで活動報告が書けなかったのですが、ようやく原因が分かりましたのでこれから、書いていきたいと思います。
読んで頂きありがとうございました。




