51話 胸焼け
暑くなったり寒くなったり嫌ですね。
どっちかにしてくれって言いたくなりません?
言いたくなったところで誰に言っても意味がありませんがw
個人的には暑い方が好きですね。
寒いのは苦手です。
「朝になってようやく帰ってくるとかどんなにお熱いんだよ。」
「何もお前が期待するような展開にはなっていない。
ベッドに入っていたらいつの間にか眠っていたんだ。」
「そうかよ。
っても人のイチャイチャなんて聞いていても楽しくねぇな。
それより早く着替えて飯行こうぜ。」
「今日の最初の授業はこんなに早く無いだろう?」
「良いんだよ。
規則正しい生活だよ。」
「腹が減っただけだろう?
それにしても、よく起きてすぐ腹が減って食えるよな。」
「寝てる間に脳の整理をしてるんだよ。」
「みんなそうだからな。
こんなことを言っていても仕方が無いか。
飯行くぞ。」
「おし。」
食堂ではライトが待っていて合流し、一緒に食べる事が出来た。
「やっぱり。
来るのはこの時間じゃないかなって思って待ってたら正解みたいだね。」
「ほらみろよ。
やっぱりこの時間の方がわかりやすくていいだろ?」
レオンが胸を張って言ってきた。
「偶然のくせに偉そうにするな。」
朝食を食べ終わらせた俺達は寮の中にある男女共用のコアで話しながらリリーを待っていた。
はずなのだが…
「やっぱり今は貧乳のブームが来てると思うんだよ。
巷では貧乳はステータスだと言い出す奴までいるくらいなんだからよ。」
おい、誰だステータスだなんて言い出した奴は。
「コウはどうなんだ?巨乳か?それとも貧乳か?」
「そんなに聞かれてもな…」
「そうだよな。
リリーさんを見てれば分かるよ。
巨乳とまではいかなくても大きいのが良いんだな?そうだろ?
大きすぎたら体と不釣り合いになるが、あれは不釣り合いにならないギリギリの大きさだ…」
「他人の彼女をそんな目で見るな。」
そう言って少し強めに小突いておいた。
まぁ俺も魅力的な大きさだと思うが…
でもこいつ、女性の胸の話をしだすと止まらないな。
ライトなんかどうしたら良いか分からずにオロオロしてるよ。
と観察していたらリリーが来た。
「お待たせしました。」
だが、立つ姿勢がなんとなく落ち着いていない様に見える。
…もしかして今の会話を聞いていたのか!?
考えない様にしよう。
「そうだ、授業までまだ1時間くらいあるし、学園内にある花壇に行かないか?
綺麗な花から珍しい花があるらしいぞ。」
「コウから言い出すなんて珍しいな。
だけど、止めとくよ。そういうのはカップルで行くもんだ。
俺とライトはいつものとこで軽く魔法の練習してるから、魔力切れたら回復してくれよ。」
「良いのか?」
「じゃましちゃ悪いって。
2人で行ってこい。」
「分かった。そうさせてもらう。
行こうか?」
俺とリリーだけで花壇へ向かうことになった。
その時に後ろから
「やっぱり行かなくて良かったぜ。
あんなに熱く手を繋ぎやがってよ。
一緒に居たら胸焼けするところだったな。」
と聞こえてきたが空耳だろう。
…手を繋いだのは無意識だったんだよ。
読んで頂きありがとうございました。




