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54話 強情

長い間お休みしてすみません。

少しずつ投稿させていただきますm(_ _)m

余裕を持ってノルマをクリアできる速度でリリー達と走っていた。


「大丈夫か?」


「走るだけでいっぱいいっぱいだよ。

コウはなんでそんなに平気そうなんだよ?」


「氣力量の違いじゃないか?

俺は魔力量も氣力量も桁違いだと自覚しているからな。」


「自覚してるんだ。」


「コウさんはそれに加えて魔力や氣力の質も良いですから、かなりの身体能力強化が出来るのでしょう。」


「それでも体力は増えないんじゃないの?」


「そこはあれだよ、コウだからな。」


「あぁ、コウだから何でもアリなんだね。」






「あれ?あの方、何度か抜かしませんでしたっけ?」


またしばらくするとリリーが1人の女生徒が、遅れている事に気がついたみたいだ。


「言われてみれば…そんな気がするな。」


「どうかしたんでしょうか?」


「気になるか?」


「はい。見学の時に一番初めに声をかけて下さった方なので。」


「そうなのか。

じゃあ次に近づいたら声をかけるか。」


「よろしくお願いします。」



近づいて見るとかなり息が荒いことが分かった。


「リリーから声を掛けた方がいいんじゃないか?」


「そうですね。


どうかされましたか?」


女の子は突然声をかけられたことで飛び上がるように驚いていた。


「あ…リリーさん…

なんでしょうか…」


かなり弱々しい声でリリーに返事をしていた。


「お加減がとても悪そうに見えましたので。」


「あはは…分かっちゃいます?」


「ええ、足にも力が入っていないようですし…

先生に言って休ませていただいたらどうですか?」


「無理ですよ…

この先生、こうと決めたら…意見を覆さない方と聞きますから…走るのを止めたら…単位をいただけないと…思います…」


「だとしても次に近づいた時にでも一度言ってみましょう。

休ませていただけるかもしれませんし。ね?」


「分かり…ました…」


俺達が喋らせたからというのもあるのだろうが見ていてかわいそうになるくらいフラフラだ。

リリーが支えながらノーキンス先生の所へ向かった。

幸い通り過ぎた後だったということもなくすぐに先生の元へ行くことが出来た。


「先生!」


「ん?

おっ、君はAランクのリリー君だったかな?」


「はい、そうですが…」


「ハッハッハ、なに、警戒しなくてもいい。

自分が受け持つ生徒の名前は大抵覚えるようにしているんだ。

それで、何か用かな?」


何!?ただの脳筋じゃ無かったのか…


「この方が大変苦しそうになさっているので休ませていただけないかと思いまして。」


「確かに苦しそうだな。

だからと言って休む事は許されん。

体調管理がなっていない方が悪いのだからな。」


リリーもその言葉に絶句している。

日本だったらPTAが黙ってはいないだろうな。


「こんなに苦しそうなのにこのまま走らせると言うのですか?」


さすがに我慢できずに、口を出してしまった。


「ほう、君は確か…Eランクのコウ君だったかな。」


「俺ごときの名前を覚えていただけているとは思いませんでした。」


「偶然目に留まっただけだよ。

だが、そこまで言うのなら君がその子の代わりにノルマまで走ってあげればいい。」


ノーキンス先生はチラッとあの子に目を向け俺にそんな提案をしてきた。


「…何周走った?」


「…2周…です。」


「うむ、ここでもそうなっているな。」


手元の端末を見てそういった。

そんなことまで分かるのか、その端末…


「!?コウさん、いくらなんでも今から8周を追加しては無理です!

先生、せめて2人で8周を…」


「ならぬ。

今から1人で8周追加で12周。どうだ、怖気付いたか?」


「…良いでしょう。

12周、走りきれたら俺もその子も単位をいただけるんでしょうね?」


「ハッハッハ、もちろん。

威勢の良い若者は嫌いじゃないぞ。

だが、12周、走りきれなければ君もその子も単位は無しだ。」


「私は…大丈夫ですから…

あなたが…そんなことをする…必要なんて…無い…です…」


「無理するなって。

もしかしたら単位がもらえるかもしれないんだ。任せろよ。」


そう言っても顔は晴れないままだった。


「じゃあもし、上手くいったらデートしてくれよ。それでチャラだよ。」


思いついたことをそのまま言ってしまったせいでリリーからの視線が痛い…


「分かりました…すみません…」


「おうおう、コウ君かっくい〜」


レオン、後で覚えていろ。


今まで使用していたのと同じ氣量では今から12周は無理だ。

なら使用する氣量を増やせばいい。


身体強化に使っている氣量を今までの10倍以上に膨れ上がらせる。


「む!!」


「なんだアレは!?」

「ま、眩しい!」

「あ、あれはもしや身体強化に使う氣量が恐ろしい量になると金色に光るという…

まさか、その現象が…!?」

「金ピカコウ様、ハァハァ」


誰だ解説してるのは…

約1名は放置だ。だが、たぶんその現象だろう。ただの身体強化だけでなく使う筋肉の補強まで行っているから使っている氣量も馬鹿にならない。

まず、常人では出来ないだろうな。


「これ程の氣量があるというのにEランクというわけは…もしや…」


ノーキンス先生が何か気になる事を言っていたが気にしている暇はない。

さっさと終わらせるか。

読んで頂きありがとうございました。

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