45話 魔物学
また遅れてしまった…
今回出てくる魔物学の先生はおじいちゃん風だけど若く、柔らかい物腰と口調のをイメージしています。
修復をしなければならないといってもまだ昼が過ぎたすぐで時間がある。
それで俺達は午後からあるはずの魔族・魔物学を受けにきていた。
魔族・魔物学は名前の通り魔物の特徴や弱点、生息地や現在確認されている魔族について学ぶ科目である。
魔物について俺は何も知らないのでどんなものなのか知るために受ける事にした。
「魔物学って意外に人気なんだなぁ。」
「魔物について知っていればその分危険が少なくなるし、高く売れる部位を知っていれば儲かるからな。
冒険者にしても騎士にしても魔物と戦う事はかなりあると思うからな。」
「おっおぉ、そこまで深く考えてなかったぜ。ワイバーンとかの飛竜種を倒せる様になったら良いなぁぐらいにしか…」
「やめてくれよ。フラグになるから。」
「ふらぐ?」
「いや、何でもない。」
レオンとライトは分からなかった様だがリリーはバッチリ分かったみたいで笑みを浮かべていた。
「たぶんフラグたちましたよ。」
リリーが笑いを堪えながら言った言葉は俺の心に突き刺さった。
魔物学の教師は初老に差し掛かったくらいの男性だった。
「えー私は魔物学の担任のガドルです。
えー早速今日から魔物について学んでいきますが、たまに実習として用意した魔物をみてもらったり倒してきてもらうこともあります。そんなに無理難題を吹っ掛ける事は無いので安心して下さいね。
魔物についてですが、魔物の中には我々人間と協力して暮らしている個体もいますね。
私がルーナリアに行った時に見つけたスライムは可愛かったですよ。手のひらにのせるとプルプルと震えて跳ねたりしてましたからね。
おっと、話がずれましたね。
えーつまり魔物は危険ですが上手く扱うと作業の効率は上がりますし、最高のパートナーにもなります。
えーだから皆さんも魔物だからといって嫌悪感や恐怖心を抱かない様にしてくださいね。」
そう言って一枚の魔物の写真を広げた。
「えー皆さんは当然この魔物を知っていますね。この魔物は人間の言葉を理解し話す事が出来ます。
好奇心が旺盛でイタズラ好きですが、とても可愛いでしょう。」
?どこかで見たことがあるような…
「野生にも生息していますが攻撃しないかぎり襲ってこないとても大人しい種族です。」
アイルー、メラルーだ!!
「私も現役の頃はよく一緒に依頼を受けて戦いにいったものです。
えー色々な名前で呼ばれていますが正式名称はアイルーキャットです。
たぶん名前があるはずですので名前で呼んであげて下さいね。」
それからアイルーの話が一段落すると魔物についての基礎を話始めた。
「えー魔物は種として存在していますがごくたまにふつうの動物が魔素を体の中に溜め込み凶暴化して魔獣になることがあります。
魔獣と魔物はそれほど変わりませんが魔物には繁殖力があるのに対し魔獣は攻撃し、破壊することしか頭になくなり繁殖はしません。
えー魔獣は弱くてもA~Bランクの個体になるので魔獣化するまえは弱かったからと侮っていたら死にますよ。」
この人の死にますよの言い方が軽すぎて逆に怖いな。
短いですよねぇー(-_-;)
読んで頂きありがとうございました。




