39話 衝撃
活動報告を書こう、書こうと思っているのですが、書けないみたいなのです。あれは何故なんでしょう…
「「「キャァァァァ」」」
昨日と同じ黄色い歓声で目が覚めた。
「これは目覚ましは要らないな。
それにしても、何かとても重要な夢を見た気がするんだが…」
昨日見た夢かそれ以上に重要な夢を見た気がするがそれが何だったか思い出せない。
すぐそこまで出かかっているのに出ないもどかしさに四苦八苦していたら横のベッドでモゾモゾ動き出した。
レオンが起きるのだろう。
仕方無いが思考はこれくらいにして学園に向かう準備に取りかかろう。
「おはよう。
今日もスゲェ歓声だな。」
「おはよう。
そうだな。おかげで目覚ましが不要だ。」
それから軽く話しながら制服に着替えた。
「おはよう。」
部屋を出るとライトが満面の笑みで扉の前に立っていた。
「おはよう。
待っていたのか?」
「うん、あの歓声で目が覚めちゃったからね。あの歓声って誰に向けてなんだろうね?」
「こんなに早い時間に登校する人って…」
「おいおい、こんなところで立ち話してねぇで食堂へ歩きながら話そうぜ。」
ライトと話していたら後ろから不満そうな声が聞こえてきた。
「そうだな。」
ライトとの話を切り上げ食堂へ向かった。
「まだ同じ部屋の奴と仲良く出来てねぇのか?」
「少しは話すよ。話しかけたら応えてくれるし。」
「まさか理由、分かってないのか?」
「うん、なんでだろうね。」
俺とレオンは顔を見合わせ首を振った。
「なっ!」
俺は朝食のメニューをみてカルチャーショック?をうけた。何故なら
「これってみそスープだよな…」
少し言葉が変になったが、そう、今日のメニューに日本の焼き魚定食があったからだ。
「どうかしたか?
味噌汁を見てフェニックスに出逢ったみたいに驚いてよ。」
どんな例えだよ。
「いや、なんだ、まさかここで味噌汁を飲めるとは思わなかったからな。」
「そうだな。それほどメインじゃねぇしな。
じゃあ、今日コウはこれにするのか?」
「あぁ、これにするよ。」
「じゃあ俺も今日は同じのにするわ。」
「ぼくもぼくも。」
3人とも、同じのにすることが決まり食堂のおばちゃんに注文し、直ぐに出てきた焼き魚定食を受け取り空いている席に座った。
「いただきます。」
まずは味噌汁から飲もう。
おぉ日本と同じ味だ。
具はワカメと断言出来るくらい似ている奴とニンジン以下略とダイコン以下略が入っていた。
よし、次は焼き魚だ。
おぉ見た目はさばみたいだが味はさけだな。
ん、塩も程よくきいていて美味しい。
ごはんは…ごはんだな。
異世界で食う日本料理…
カオスだな。
などと異世界で焼き魚定食を食べて頭の中ではすごいテンションになっていたが、何とかレオンとライトには気づかれてはいないようだった。
変なテンションになった朝食を終え、学園に向かう為にリリーを待っていたらそれほど時間がかからずに合流出来た。
そのまま例のレッドカーペットの様になっている学園への通学路を歩いていると俺に向けられる態度が4種類あることに気がついた。
~その1~
「あの人Eランクだそうよ。」
「何だ期待して損しちゃったわ。」
一度もこちらを見ずに話している。
「その上ハーフっていう噂よ。」
「あーあ、顔だけは優良物件なのにねー。」
…どこから仕入れた、その情報。
~その2~
「あの人ハーフでEランクなんだって。」
「えー、ハーフだったのかー。」
「でも格好良いしねー。」
「どうしようかな。」
と、チラチラこちらを見ながら会話していた。
~その3~
「あの人Eランクでハーフという話よ。」
「そんなことは関係無いわ!」
「そうよ、格好良いは正義!」
!?
「でもハーフらしいから風当たりがきつそうよ。」
「なら私達がそっと見守って助けてあげれば良いのよ。」
!!?
「そうね!」
~その4~
ジー
熱い視線を向けてくる男共。
ウホッ
止めろ俺にそんな気はない。
俺がEランクで弱そうだからってガチムチパンツレスリングはしないからな。
たった1日で、すごい情報収集能力だな。
「これからすごいことになりそうだ。」
リリーが俺との間の距離をつめるのを感じながら呟かずにはいられなかった。
読んで頂きありがとうございました。




