34話 魔法
作者「まさかのこのスタイルにしても話す事が無い!」
コウ「まだモニカやアニエッタも居るだろう。」
作者「じゃあ、アニエッタに質問した時を想像してみろよ。」
コウ「…駄目だな。」
作者「モニカだったら知らんとか、体を動かすとか言いそう。」
コウ「作者も大変だな。」
作者「分かってくれるか。」
コウ「まぁな。」
「さぁ、聞かせてもらおうか。」
俺たちは学食に来ていた。
昼飯を食べてはいるのだが今の言葉から分かるように俺は質問責めにあっている。
「分かってるって。
まず、何故皇后様でもある学園長が俺の事を知っているかだったな?」
「そうだよ。」
「何日か前に俺が王都に向かって歩いていたら前で馬が怪我をして動けなくなっている馬車を見つけたんだ。
俺はかわいそうだと思って馬を治してやるために近づいたら剣を向けられて詰問されてな。その時は相手が王族の方々だと知らなかったが馬を治してやると言ったら剣を向けてきている奴らが俺が嘘をついていて油断させた所を攻撃して王族を殺そうとしていると思ったらしく、俺を切る気満々だったんだ。それを『面白そうだからやらせてみては?』と言って助けてくれたのが皇后様だったんだ。それで宣告通りに馬を治したら俺に興味を持ったらしく、そのままごやっかいになりこの学園にねじこまれたって訳だ。」
うん、なんといううまい話だ。それなりに信憑性はありそうだが。
「はぁ、そうなのか。
で、コウは治癒魔法も使えると。」
「まぁな。」
「周りに治癒魔法が使える兵とか居なかったのかよ?」
「居たがその人数では、完治させられなかったそうだぞ。」
「それを一人で完治させたの!?」
「コウって凄かったんだな。」
「その言葉、何度か聞いてるぞ。」
「ふつう、Eランクにいるような奴がそんなこと出来るとは思わねぇだろ。」
「急に俺を学園に入れようとしたからEランクになったそうだ。
これで良かったか?」
「スゲェ事を聞いたような気もするがそれで良いよ。」
呆れているからか適当に言われた。
「コウ、今思ったんだが…
人の金だからって肉はねぇだろ!」
「何かを食べろと指定されて無かったんだから良いだろ?」
「勝負を持ちかけたのはレオンみたいだし、良いと思うよ。」
まさかのライトからの援護がきた。
それにレオンはぐぅと唸ってから撃沈した。
「そんなことやってないで早く食べろよ。
このあとに魔法を教えてやるから。」
それから皆が食べ終わりレオンと練習したあの場所へと来た。
「まず、どの属性の魔法が使えるんだ?」
使える属性を知っておかないと教える事も出来ないからな。
「俺は火と水と土だぜ。」
「僕は水と風と治癒魔法だね。」
「二人とも3属性使えるのか。たしか、1属性しか使えない奴も多いんじゃ無かったか?」
魔法の属性は火、水、風、土、木、治癒が一般的な属性でこれに威力が上がれば炎、氷、嵐、岩、樹となる。威力が上がっただけなのに水がなぜ氷になるのかと思ったが水の魔法が当たった時の反応から固い物が当たったみたいに見えるからだそうだ。因みにちゃんとした氷の魔法もある。
俺は木の魔法がよく分からなかったが。
この魔法に加え固有魔法として持っていたり普通の魔法として使えたりする雷、等がある。
このほか、希少な属性として闇、光、空間、時、神、等がある。
俺はまさかの全て使える。
「多いわけじゃ無いらしいが3属性は少ないと思うぞ。」
少し誇らしげにレオンが教えてくれた。
「リリーさんとコウは何が使えるの?」
流れ的に聞いてくると思っていたが、聞いてダメージを受けるのは自分たちだぞ。
「私ですか?私は基本属性全てと雷、治癒 、光です。」
「「は?」」
おーレオンとライトの声が被った。
「それ、ホント?」
「はい、タイプボールを出せますよ。」
そう言ってリリーは8つの色のボールのような塊を造り出した。
タイプボールとは誰でも使えるというくらい簡単な魔法で使える属性の色をしたボール状の塊を造り出す事が出来る。攻撃として使用出来るが威力はかなり低い。
分かりにくいが治癒はピンク色をしている。何故かは分からないが。
タイプボールの色が濃いので基本属性は全て上位属性となっているだろう。
「マジか。」
「さすがコウの彼女だね。」
ライトの言った言葉にリリーは嬉しそうに頬を染めた。
「私よりもコウさんの方が凄いですよ。」
「さすがにこれ以上驚かねぇよ。」
「もう散々驚いたしね。」
ブラフか?
たぶん驚くのだろうな。
さらりと言ってやろう。
「俺は全部使える。」
あれ?反応無いぞ。
「レオン?ライト?」
「おぉスマン、もう一回言ってくれないか?聞き間違えたようだからさ。」
「良いぞ。
俺は全部使える。」
「…マジで?」
「…神とか時とか空間もってこと?」
「そうだ。」
「ハァ、空間はともかく、時と神は使える人が居ないんじゃ無かったっけ?」
「…そのはずだな。」
「諦めよう。」
ため息をつかれて呆れられた。
「証明にタイプボール出してやろうか?」
「見てみたいと思ってしまった俺はバカなのか?」
「たぶん正常だよ。たぶん。」
「たぶんかぁー。」
何故かライトの発言でレオンが落ち込んだ。現実逃避気味だな。
「何でも良いが見せるぞ。」
俺はタイプボールを全属性の12個造り出した。
時は紫で、空間は群青色をしていた。神は白で神々しい感じがする。何故だろう。
「ここまで揃うと綺麗だな。」
「これを見れる人なんかたぶん居ないよ。」
「さぁ魔法を教えるぞ。」
魔法を教えるはずが話が脱線しすぎた。
「ハァ、こんな人に教えてもらうのか。」
「幸運なのかな?」
なんだよ、その反応は。
まさか魔法についての説明を忘れていたとは思いませんでした。
読んで頂きありがとうございます。




