32話 見学
作者「リリーさんに質問です。」
コウ「とうとう出てきたな。」
リリー「なんですか?」
作者「男の俺が聞くのはおかしいですが、きれいの秘訣を教えて下さい。」
リリー「きれいの秘訣ですか?
んー、コウさんを愛しているからですかね。」
作者「…コウ、君は紳士諸君に狙われる事になるだろう。
月の出ていない夜は気をつけることだな。」
コウ「どうしたんだ作者?」
作者「くそぅ俺だって…」
「こっちには誰も居ないな。」
裏口を見てレオンが呟いた。
「かっこいい生徒をを探しに来てるなら表口だし、どうせ同じ道を通るから居なくても良いんじゃないか?」
「コウさん!」
レオンとライトと話しながら裏口に向かって歩こうとすると後ろから耳に馴染んだ声が俺を呼び止めた。
「リリー?」
「置いて行くなんて酷いですよ。」
「置いていこうとした訳じゃ無いよ。」
「そうですか?」
リリーのいぶかしむ様な視線を終わらせてくれたのはライトだった。
「コウ、この天使みたいな人誰?」
天使か。ある意味そうだな。
本性は天使を越えた神様だが。
「レオン、あの人はコウの彼女のリリーさんだよ。
「コウの彼女!?」
「はい。はじめましてリリーです。
あなたは?」
ライト、微笑まれてリリーの魅力に完全に呑まれてるよ。
「ライト。」
「わっ、ごめん。
僕は昨日コウ達と友達になったライトって言います。よろしくね。」
少し小突いてやると再起動して話始めた。
「揃ったし行くか。」
俺が先頭になって裏口へ歩くと横にリリーが横に並んできた。
ついてきたレオンは俺の左、ライトはリリーの横に並んで裏口をくぐった。
「リリー、制服似合ってるよ。」
レオンやライトに聞こえないくらいの大きさでリリーに話した。
するとリリーは照れたようにはにかんで「ありがとうございます。」と言った。
リリーに耐性がついてきたな。
「多すぎないか?」
校舎の方へ向かう道の周りにはパレードを見る観客のように手を振ったりしながら沢山の人で溢れかえっていた。
「お、プレゼント渡してる奴も居るぞ!」
この人数を見てリリーが少し寄ってきた。
その意図に気付き嬉しく思いながらリリーの手を取り繋いだ。
ビックリした顔でリリーがこっちを見てきた。
「良いか?」
それにリリーはしゃべらず首を縦に振ることで応えた。
歩くと周りから嫌でも声が聞こえてくる。
「あの人かっこよくない?」
「わー、隣の人綺麗。」
「手を繋いでいるし付き合っているんじゃない?」
「どんな人なんだろう?調べるわよ!」
「あの子可愛くない?」
「目がクリクリしてる~」
「癒される~」
「あの人ちょっと粗っぽそうだけど良いわね。」
「ワイルドね。」
「お部屋の整理して差し上げたい。」
…レオン、ドンマイ。
なんとか道を抜けきるとレオンは心に深い傷を負い、ライトは嬉しいが素直に喜べないというような顔をし、リリーは満面の笑みという状態になっていた。
「コウ、やっば俺って粗っぽいか?」
「コウ、僕って可愛い?」
「コウさんはかっこいいです。」
なんだこれは。
レオンを励まし、ライトに苦笑を返し、リリーにありがとうと言って『新入生はこちら』という看板に従って進んで行った。
集まった所ではランクごとに分かれて集まっていた。
なのでリリーとはここで別れることになった。
寂しそうな顔をしていたが仕方がないことだと分かっているようでまた後程と言いAランクの方へ行った。
そこで誰かと話しているみたいなので友達は出来たみたいだ。
「この学園の授業ってどんなかんじなんだろうね」
「俺は強くなるからな。」
「頑張ろうな。
誰か来たぞ。」
新入生の集まっている所にやってくる人がいた。
生徒が来る寮とは反対の方向から来たからあの人が案内してくれるのだろう。
「改めて初めまして新入生の諸君。今回の授業案内は私達生徒会が行う。
新入生諸君には生徒会役員に従い授業中の生徒の迷惑のならない様に見て回ってほしい。
では私はEランクの案内を担当する。」
「何故、生徒会会長で近衛騎士団副団長兼王女専属騎士である貴方がEランクのような奴らを案内するのですか?」
近衛騎士団副団長兼王女専属騎士!?
モニカって凄かったんだな。
さそれは置いておきこの発言をしたのはサンデンガルム侯爵家の坊っちゃんだ。
Eランクを貶すような発言に対しEランクの生徒から突き刺すような視線を受けてもどこ吹く風と受け流していた。
「私がしたいと思い決まったのだ、いけないことか?」
有無を言わせない視線にさすがに侯爵家の坊っちゃんは押し黙った。
「さぁ行こうか。」
モニカに引率されるままに先ずは魔法実技の授業を見学した。
「この授業では魔法実技を習う。魔法を使って威力や効果などを調節したりして学ぶ。」
ちょうど生徒が魔法を放つ所だったので皆の視線がその生徒に殺到した。
俺も見ようとすると横から引っ張られ集団から離れた。
「何故お前がここに居る!?
そして何故Eランクなんだ!?」
「元々学園に来るために王都に来たんだが?」
「そんなこと私は聞いていないぞ!
それに新入生の書類にお前が居るのを見付けて思わず吹き出して生徒会のみなに怪訝な顔をされたのだからな!
取り繕うのに頑張ったのだぞ。」
いや、知らんがな。
この言葉がしっくりくる。
「その上、学園長の皇后様に聞きに行ったら『貴方も恋をするようになったのね。』なんて言われたのだぞ。」
それこそ知らんがな。
「分かったから。
それより皆が俺達を見てるぞ。」
モニカを宥めて気付いていないようなので注意するとモニカは咳払いをして冷静になり授業案内を継続した。
「コウ、お前生徒会長まで知り合いだったのか?」
「まぁな。」
「リリーさんにランテイン家の御姉様に生徒会長までどうなってるんだ?お前の周りには綺麗な人が集まりすぎてないか!?」
「落ち着け。たまたまだよ。」
「そうか?」
「そうだ。」
「コウって思ってたより凄かったんだね。」
ライトは純粋だな。
あの後魔法理論や、剣術実技に戦闘理論、戦闘実技、戦術理論、世界情勢、古代研究等の戦闘系から理論、学問系まである授業を見学した。
中でも剣術実技の二人の先生の一人の名前がノーキンス先生らしい。
名前が脳筋…
前書きはなんかグダグダしましたね。
あんなかんじに続けていきますw。
読んで頂きありがとうございました。




