28話 混血
頑張って執筆させて頂いております。
「家具とか持って来てるか?」
「ほぼ身一つだが?」
「こんな部屋だと持って来なくて正解だよな。」
「置くと狭くなるしな。」
一応テーブルと椅子が壁にくっ付ける形で置いてあるので余程の事が無い限り不自由はしなさそうだ。
「もうすぐ晩飯だな。
知ってるか?晩飯だけは部屋に配達されるんだってよ。」
「ランクによって差がありそうだな。」
「そりゃそうだろ。
良くも悪くもここは実力主義だからな。」
話していたら扉がノックされた。
「御夕食をお持ちしました。」
「ありがとうございます。」
俺は2人分受け取り扉を閉めた。
「いやぁ、これが晩飯か。」
お盆にパンにスープとサラダが乗っているだけだった。
「これって、いじめだよな。」
「足りなかったら学食で食べれば良いんじゃないか?」
「いっぱい稼ぐ必要があるな。」
「稼げるのか?」
「あれ、知らねぇの?
この学園の生徒に依頼されるクエストがあってそれをクリアすれば報酬がもらえるんだよ。」
「授業はどうするんだ?」
「ほとんど単位制でクエストでも単位が貰えるから授業を受けなくてもクエストをこなしてたら落第や退学にはならなくて済むぜ。」
「授業だけ受けてても大丈夫なのか?」
「そうらしいぜ。
俺は金が無いよりましだからクエストもうけるけどな。
明日、そういう事全般を説明してくれながら授業を案内してくれるらしいぞ。」
「それなら何故先に知ってるんだ?」
「俺は情報通だからな。」
「自分で言うか?」
「あっ、そういえばコウ、お前ランテイン家の御姉様と仲良く話してたんだろ?」
「あぁ、そうだが。」
「噂になってたぞ。
あいつは誰だ!みたいな感じに。」
…もしかしてそれが狙いだったんじゃ
「知り合いなのか?
それにしても自分から厄介事を増やすとはな。」
「リリーと歩いていたら話しかけられたんだ。」
「知らなかったのか?」
「…それなりに知っている。」
「なら仕方無いな。
でも、それを見てサンデンガルム家の坊っちゃんがお前の事を聞き回ってたぜ。」
「またあいつか。」
「そっちも知ってるのか?」
「あいつは大通りを歩いていたらバッタリ出くわしてリリーに惚れたらしい。
そして急にリリーを自分の物だと言い出した。」
「それは…最低だな。」
「リリーもあいつには良い感情を抱いていないらしい。」
「それは良かったな。」
2人とも食べ終わったので食器を台車に置いて風呂の時間まで夜の散歩のついでに訓練もしようということになった。
風呂の時間が遅いのは先にDランクの人達が入るかららしい。
「学食に食べに来ている奴もいるんだな。」
「あれだけじゃぁ足りないって奴もそりゃ居るだろうよ。」
「お前は大丈夫なのか?」
「俺は食えれば良いからよ。
そんなことよりさっさと行こうぜ。」
俺がレオンと訓練をしようと思ったのはEランクの実力を知っておこうと思ったのと、強引にレオンが話を進めたから流されたというのが大半だな。
「この学園広いよな。
すぐ訓練に良いぐらいの広場が見つかるし。」
「ここでやるのか?」
「人も来にくいだろうし良いだろ?」
「どこでも良いけどな。」
言いつつ俺は剣を取り出した。
さすがにグランハイムを出す訳にはいかなかったので市場で買ったシンプルだが、丈夫な両刃の両手、片手の両方で使える剣を取り出す。
「珍しい袋だな。」
「そうだな。この中なら何でも入るし重さも感じないからな。」
「俺のも入れといてくれよ。」
「じゃあ俺に勝てたらな。」
「よし、のった。」
すぐにレオンは半身になって剣を構えた。
そして普通では出せない速度で切りかかってきた。
氣は使えるんだな。
俺は様子を見るために戦闘用の意識に切り替えずそのままで攻撃をいなす事にした。
「お前防御固いな。」
一度レオンが距離を取った時に呟いていた。
「じゃあ次はこっちからいくぞ。」
そう宣言してから切りかかった。
何とか初撃を防げた様だがその衝撃で手が痺れたのか顔をしかめた上動きが悪くなった。
チャンス!
そして首筋に剣を突きつけて終了した。
「あの一撃は重過ぎるだろ。」
「氣での強化は俺の方が上のようだな。」
…当たり前なんだけどな
「その言い方だと魔法も使えるのか?」
「まぁ一応な。」
「俺は使えるんだけど上手く無いからさ、教えてくれないか?」
「俺で良いのか?」
「同じハーフ仲間じゃねえかよ。」
「そうだな。」
…騙していることへの罪悪感が
読んで頂きありがとうございました。
主人公の喋り方とか性格、かなり変わっていますよね!?




