24話 晩餐
遅くなりました。
何か今回はグダグダです。
「この水晶は皆も知っている通り身分カードの元になった物でもあり、その者について数々の事を表す事が出来ると言われている。
強さや得意な魔法の属性、犯罪履歴、どの武器がむいているかなどだな。
コウの強さはその剣、グランハイムに選ばれた事から分かるだろうが…」
この剣に名前ついていたんだな…
「…というわけだ。
さぁこの水晶に手をかざしてみろ。」
剣に名前がついていた事に気をとられ話を途中聞いていなかったが、この水晶に手をかざせば良いみたいだ。
国王の横の水晶に近づき上に触れそうな位置に手をかざしてみた。
すると魔力が少し抜ける様な感覚がして、次の瞬間水晶が光った。
光はすぐに消えたが水晶の中に金と銀のリボンの様なものが螺旋を描いて回っていた。
周りから、特に公爵家の人達から息をのんだり感心したような声が聞こえてきた。
これが何を表すのか分からないので国王を見ると満足げな顔をしてこちらを見ていた。
「皆は分かっているだろうが、最初に表されるのは強さだ。だが、この金は王族を表している。しかしそれともう1つの銀はRランクが相応しいということを表している。
これから分かるようにコウはRランクが適切だという事が分かったな。
次にどの魔法が得意か調べる。」
そう言い国王が手を水晶の上で振ると中の光が変わった。
真ん中に金がありその周りを銀が囲んでいる形になった。
「これはこれは。」
後ろで一番歳をとっているであろうおじいさんが目を細めて見ていた。
「この水晶の端まで光が届いていて円い、その上金ときたか。
円いのは全ての属性が自由自在に操れるということだ。それに銀があるなら固有魔法まで有しているか…
規格外だなお前は。」
固有魔法?
「固有魔法を知らないのか?
固有魔法は希少な魔法で属性に分類されないものだ。」
属性魔法は火、水、風、木、土の一般的なものに炎、氷、嵐、樹、岩と強力になったもの、その上雷、闇、光がある。
これに、魔力をそのまま打ち出す無属性に回復は固有魔法では無いみたいだ。
「固有魔法の種類では心に働きかける魔法や空間に働きかける魔法、時に働きかける魔法、召喚魔法、魔物を支配する魔法が知られている。
コウの固有魔法も試してみるといい。」
「まだ何か分かっていないので後日やらせて頂きます。」
「その方が良いな。ここを吹き飛ばされてはいかんからな。
よし、これはこのくらいで良いだろう。
コウの武器はグランハイムを使うから調べる必要は無しだ。」
おい!
「さぁ、腹が減った。晩餐会を始めようか。」
もう、素に戻った国王は我先にと食事を取りに行った。
この晩餐会はバイキング形式なので俺も取りに行こうとしたらつぐみとたぶんつぐみのお父さんにつかまった。
「初めましてだね。まさか君が娘と前世で兄妹だったとはね。」
そう言って食事の乗った皿を渡してきて、俺を席に促した。
「舞踏会のようなものならもっとゆっくり話せたのだがね、なぜ晩餐会なのだろうね」
…知りませんよ
「国王から君は何人でも妻を持って良いと聞かされたのでね、早速だが娘と婚約しておいてもらいたいのだよ。」
「ですが…」
「お兄ちゃん駄目なの?
前は兄妹だったから諦めたけど今度は血が繋がって無いから良いでしょ?
それとも私じゃ駄目?」
「…分かったよ。
分かりました。お受けします。」
するとその答えが聞けて満足だったのか笑顔でどこかへ行った。
部屋に戻って来た俺は今日の出来事に頭を抱えていた。
実はあの後公爵家の全員と婚約することになった。
一番年上がプラス2歳(学園に在学)一番年下がマイナス6歳。
まさか10歳の子と婚約するとは…
「それも断ることが出来なかったせいだ…」
俺の呟きが聞こえたのかリリーが不思議そうに見てきた。
そこでようやくリリーに婚約者が5人増えた事を言っていない事に気がついた。
「ごめんリリー、また婚約者が5人増えた。」
「そうですか。」
そう言うとリリーはにっこり微笑んだ。
笑顔が怖い、笑顔が怖いよ!
読んで頂きありがとうございました。




