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17話 侯爵

途中長ったらしい説明が入ります。

飛ばさずに読んで頂くと分かりやすいかと思います。

あれから暴力沙汰にはならなかったが何度も声をかけられた。

中には


「お嬢ちゃん、これあげる。ハァハァ。」


と言いながら近づいてくる奴も居た。

危なそうだったので渡された物を受け取り、直ぐに逃げた。因み貰った物は直ぐに捨てた。


かくいう俺も女の子に何度か声をかけられた。ほとんどの子が


「あの、一緒にメモリー撮ってもらっても良いですか?」


と聞いてきた。


メモリーとは地球でいうカメラと同じでこの世界ではトルマニアが独占して作っていて値段は日本の中高生が手は届くがそうそう何度も買えないゲームソフトぐらいだそうだ。

メモリーで撮った写真は専門のお店に行けば現像出来るらしい。

現像しなくても撮った写真を見る事は出来るが10枚しか保存出来ない。

なので気に入った写真は現像するらしい。

現像にはラノベ1冊(600円)程度のお金が要るみたいだ。

撮るためにはクリスタルの形状をしたメモリーに氣力か魔力を流し込めば撮れる。

また宙に浮かす事も出来、時間をずらして撮る事も出来る。その為にはクリスタルをずらしたい分だけひねりそれが元に戻ったら撮れるらしい。

魔力や氣力は全ての人間が持っていて使えなくても流す事は出来るので誰でもメモリーを使う事が出来る。


何度も声をかけられたのでゆっくり見て回る事も出来なかったし、写真も撮ったので有名人になったような気がした。


これ以上話しかけられたら面倒だと思い王城に帰ろうとしたら一歩遅かった。


「何と美しい!」


面倒なのが来た。


「貴女の美しさはまるで砂漠に咲く一輪の花のように際立っ ている!」


急にリリーの美しさについて語り出した。


話に一区切りがついた所でリリーの怪訝な顔をしているのを見て何かに気がついた様な仕草をした。


「おっとこれは失礼、名乗るのを忘れていたね。私はサンデンガルム侯爵家次期当主リハインと申します。貴女のお名前をお聞きしても良いかな?」


「…リリーです。」


「これは!何とも貴女らしい名前だ!

全体から滲み出る気品や愛らしさを象徴しているかの様な名前、すばらしい。」


リハインという貴族の坊っちゃんは名前を聞いただけでまただらだらと話始めた。


リリーから気品を感じとれた事だけは誉めてやっても良いけどな。


それにしても貴族の侯爵家の坊っちゃんか面倒だな。


「すみません。私には付き合っている人も居ますし、今日もこうしてデートに来ています。」


リリーは俺の腕を抱きよせて言った。


「君か。」


すげぇ。声としゃべり方がガラリと変わった。


「すまないがリリーは今日から私の物なので近づかないでもらえないか?」


カチン!何だこいつ。


「コウさん、行きましょう。」


「リリー、君を必ず振り向かせてみせるからね。」



「何なんだあの男!」


「私も良い感じがしませんでした。」


「どうかなされたのですか?」


「街でサンデンガルム家のリハインとかいう貴族に出会ったんだ。」


「…サンデンガルム家のリハインといえばかなりの女好きだとか。」


「あぁ、さっそくリリーに目をつけてきた。」


「いざとなればカンザキ様の身分カードを見せればよろしいのでは?」


「見せただけであいつが大人しく引き下がるとは思えないしな…」


「私は何とも思って無いですから。」


リリーが悪い考えに至りそうだった俺を引き戻してくれた。


「ありがとな。」


リリーに感謝を伝えると目が合った。

そのままリリーのキラキラした目に引き寄せられた。


「今日の御夕食も一緒に食べて欲しいと陛下がおっしゃっていましたがどうなされますか。」


おっと、あのままだとアニエッタの前でキスするところだった。


「もちろん行くよ。

それでリリーは?」


「リリー様も同席でとのことです。」


「ん、分かった。

けどいつの間にリリーを名前で呼ぶようになったんだ。」


「…」


だんまりかよ!


「私とアニエッタさんはお友達ですから。」


「俺の事は名前で呼んでくれないのか?」


「はい。」


何故!?

いつか名前を呼ばせてみせる!


「それより、直ぐに移動して頂きます。」


「今日はアニエッタがついて来てくれるんだ?」


「ご不満ですか?」


「そんなことはないぞ。アニエッタの方が嬉しい。」


アニエッタが少し嬉しそうな顔をしている気がした。


「昨日と同じ場所ですが行きましょう。」



着くと今日も皆座っていた。


「すみません、遅れてしまって。」


「コウが遅い訳では無い。私達が早いだけだよ。」


「分かりました。

陛下以外まだでしたね。紹介します、この子がリリー。俺の彼女で同じ国立魔法学園に通います。」


「はじめまして。」


「あら、可愛いじゃない。私はノアよ、よろしくリリーちゃん。」


「はじめまして。私はコウさんの婚・約・者のセシリアです。」


リリーとセシリアの間に火花が…


「んん、ところでコウ、学園がいつから始まるのか知っているのか?」


「そういえば。」


「だろうと思ったわ。

明後日に新入生の歓迎式があり、それから寮で暮らす事になる。」


「明後日!?」


「コウは持ち物があまり無いようだからな急ぐ必要は無いのかもしれないな。

なに、分からない事があればセシリアに聞けば良い。セシリアもコウと同じで今年から学園に入学する。」


「何でも聞いてください。一通りの事は覚えていますから。」


あまりにも知らない事が多かったので今質問しておく事にした。


学園は入学試験の成績でランク分けされていてE~Sランクまであり学園でのEランクは通常ではBランクの下位に当たるらしい。DランクはBランクの上位くらいで、CランクはAランクの下位くらい、BランクはAランクの上位、AランクはSランクに匹敵するかしないかのあたり、SランクはSランクに、SSランクはSSランクに相当する。

EXランクはあるにはあるそうだが誰も居ない上、創立から今までEXランクに相当する生徒は出なかったそうだ。


それに合わせランクによる上下差別が激しいらしくそれが嫌で辞めていく生徒も何人か居るそうだ。


ランクは年に3回の試験や先生からの推薦で上がったり落ちたりする。

対戦でも上下するらしく上位のランクの人間が下位のランクの人間に負けるとランクが落ちる事もあるらしい。


ランクによる競争意識を高める為なのか寮までランクで分けられている。

Eランクは5人部屋で大浴場で皆で入る。出入り口は裏で部屋は1階にある。

Dランクは4人部屋で大浴場で皆で入る。出入り口は左手で部屋は2階にある。

Cランクは3人部屋で大浴場2つに分かれて入る。出入り口は右手で部屋は3階にある。

Bランクは2人部屋で部屋に風呂がついていてそれに入る。出入り口は正面で部屋は4階。上へは動く階段(エスカレーター)を使える。

Aランクは1人部屋で部屋に大きめの風呂がある。出入り口は正面で5階。上へは動く階段を使える。

SランクはAランクと同じだか部屋と風呂が大きくなる。

SSランクもAランクと同じだか部屋と風呂がS ランクより大きくなる。

EXランクには別の館が用意されていてメイド付きらしい。


…何だこの学園

次回、コウがリリーのお父さんに会います。


読んで頂きありがとうございました。

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