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13話 鍛錬

主人公の喋り方や性格、アスレイさんの喋り方など少し変わってきているかも知れませんが、その時その時のキャラクターを楽しんで頂くかそういう仕様だと思って下さい、すみません。

アニエッタに事情を説明し国王陛下のいる部屋に連れて来てもらった。

その時も無表情のままだった。


「国王陛下。」


「コウか、何だ?」


「模擬戦後に言っていた俺の付き合ったいる人をこの城に泊めさせてもらいたいのですが。」


「おう、良いぞ。誰だ?」


「リリー。」


名前を呼んで部屋に入らせた。


「紹介します。この()が俺の彼女のリリーです。俺と同じく魔法学園に今年から通う事になっています。」


「初めまして。リリーと申します。

学園が始まるまで宜しくお願いします。」


「コウの部屋に泊まるのか?他の部屋も用意できるが?」


「コウさんと同じ部屋に泊まります。」


「そうか。コウ、お前もやるなぁ。こんな美人掴まえて同じ部屋で寝るのか。」


エロじじいが変な勘繰りをしてくるので無視した。でもリリーは顔を微かに赤くしていた。

(今まで気づいて無かったのか?)


「それでは失礼します。」


これ以上エロじじいに話す事は無かったので部屋に帰った。

そしたらベッドがアニエッタによって飾りつけ(?)られていた。

(アニエッタもそう思っているのか…)


「お風呂の準備が整いました。お二人で入られますか?」


その言葉は無表情で言うもんじゃ無いと思うぞ。


「リリーどうする?」


少しリリーをからかいたくなって聞いてみた。


「えっ、え!?

そ、それは…コウさんが入りたいなら…」


恥ずかしそうにモジモジしながらそう言ってくれた。


「じゃあ入りたい。」


「わっ分かりました。ふつつか者ですが宜しくお願いします。」


よく分からない事を言い始めた。

流石にこれ以上からかうと頭から湯気をだして倒れそうだったので一緒に入ることは止めることにした。


「やっぱり止めとくよ。リリーから先に入ってこいよ。」


「えっそうですか?」


リリーはホッとした表情と残念という表情を合わせたような何とも言えない表情をした。


「じゃあお先に入らせてもらいます。」


風呂場は今居るリビングの様な所の反対側にあるようだ。


「俺は少し鍛錬でもしようかな。

錬武場はこの時間でも開いてるのか?」


「はい、宮廷兵士の方々がいつでも訓練出来る様にと常時解放してあります。」


「そうか。なら少し体を動かしてくるよ。

アニエッタはここでリリーと一緒に居てくれ。」


「分かりました。」



錬武場の位置は一度行った事があったので迷う事無くたどり着けた。

錬武場には夜という事もあり宮廷兵士の人達は居なかったがその代わりにアスレイさんが中央に立っていた。

俺は邪魔するのも悪いと思い氣力で体の動きを滑らかになるようにして、その上気配を消す魔法を使い周りにある観客席の様な席に座った。

程なくすると目を閉じて精神統一していたアスレイさんが動いた。

両手に大きめの魔法陣を作り出すとそこから炎が吹き出した。

吹き出して終わりかと思えばその炎をアスレイさんは操り始めた。

魔法の中でも炎は事象を少し変えるだけで作り安いので使い安く、また使える人が多い。その反対に回復系など物理法則を無視した魔法は使いにくく、また使える人が少ない。

だがこの魔法は作り出した炎を操っているのでかなり難度は高いだろう。ここからアスレイさんの実力が窺い知れる。

炎はくるくるとアスレイさんの周りを回れば、次は正面に向かって二重螺旋を描きながら進んだり。その炎の幻想的な動きに見入ってしまった。



「すごいですね、アスレイさん。」


拍手をしながら魔法を解除して話かけるとアスレイさんはとても驚いていた。


「コウ君か。見られてしまったみたいだな。」


「いけませんでしたか?」


「そんなことはないが練習をしている所を見られるのは恥ずかしくてな。

それよりこんな時間にここに何の用なんだ?」


「ちょっと鍛錬の為にこの剣を振ろうかと。」


「熱心だな。

魔神を倒すなどと言うくらいだからそれくらいはするか。

聞いたよ、陛下から。魔神を倒すつもりなんだってな。」


「今直ぐは無理ですが最終的には倒すつもりです。」


「この国の貴族は皆強い。その強い頂点に立つ陛下に楽々勝てるくらいだ勝機はあるだろうが…」


「難しいことは分かっています。でもどうしても倒さなくてはいけないんです。」


「何故か教えてくれるか?」


アスレイさんも俺が色々と隠していることを知っているみたいだ。


「はい。俺は魔神に両親と妹を殺されました。」


アスレイさんが息を呑んだ。


「俺はその復讐と、俺と同じ思いを他の人がしないようにしたいのです。」


「そんなことが…

分かった。私はこの国の宰相として出来る限りの強力をしよう。

すまんな。話し込んでしまって。」


「いえ。」


「私はこれで失礼するよ。

この時間は他に人は来ないから思う存分鍛錬に集中すればいい。」


「分かりました。」


アスレイさんはそのまま出ていった。


俺はそれから地球で習っていた武術の先生から教えてもらった剣術の型を少しおさらい程度にして部屋に戻った。

日曜日などは比較的長いのが書けます。


読んで頂きありがとうございました。

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