エッセイ『音楽の授業の話』
『音楽の授業の話』
学生時代、音楽の授業がとにかく嫌いでした。
何故なら音痴で弄られるから。
そしてとある学校で音楽の授業で歌の練習があった際「音外れてる」と先生から指摘を受けてどうすれば良いか分からず音を他ッカウしたり低くしたりしてその場をやり過ごしました。
そしてある時、ふと「このままじゃいけない!」と思った私は先生に「どうすれば音が取れるようになりますか?」と意を決して聞きました。
先生からの回答は「そんな事自分で考えろ」でした。
「こちとら金払って通ってんだぞ!」とブチ切れそうになりながら別の授業に行った時に、その音楽の先生と同郷だった先生に「歌の方はどうだ?」と聞かれ「自分で考えろって言われました」と伝えると「そうか。ちょっと〆てくる」と言ってどこかに行ってしまいました。
別のクラスでも同じ態度を取り続けていたその音楽の先生は私以外のクラスからボイコットを喰らい、やがてクビになりました。
後任の先生は滅茶滅茶良い先生で、その授業が楽しくて仕方なかったです。
音程の取り方、外している音は高過ぎるのか低過ぎるのか的確に指摘して下さり、全生徒から好かれるスーパーヒューマンでした。
あの時のクビになった先生はその後、とある部署に所属していたのですが、同郷の先生の一言で教師生活に終止符を打ったそうです。
最悪だったなぁ……あの先生……




