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エッセイ  作者: 河野吉田
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エッセイ『胡麻油先輩』

『胡麻油先輩』


 大学生時代、二年生になってキャンパスが地元から離れて地方に行きました。

 その時、当時四年生から就職する為、私と入れ替わりになったサークルの先輩が引っ越しをした時の話です。

 後輩や同期に手伝ってもらいながら引っ越し作業をしていたらしいのですが、どうも調味料がかさばって邪魔になったとの事。

 私からしたら「引っ越し先で使えば良いじゃん?」と思っていたのですが、どうも実家に帰るとかで、滅茶滅茶料理をする先輩だったらしく家族からは「邪魔だから捨てろ」と言われてしまったのとの事でした。

 そこでその先輩はどうしたかというと、ふとテレビで「オリーブオイルを飲んで健康に!」みたいなのを見た事を思い出し、胡麻油を飲んで処理しようとしたらしいです。

 当然、飲める訳も無く、吐き出したらしいです。

 それ以来、OBとして顔を出す時は「胡麻油先輩」と呼ばれるようになったんだとか。

 何やってんだ?と笑ってしまった日をふと思い出しました。


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