表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エッセイ  作者: 河野吉田
PR
15/37

エッセイ『同窓会の話』

『同窓会の話』


 先日、学生時代の同窓会に行った時の話。

 まぁ皆さん歳を取ってナイスミドルになったり美しい方になったりしていて「時がたったなぁ」と思っていた。

 一種合コンというか、婚活みたいな雰囲気にもなっていて、皆が色々「仕事がどうの~」「年収がどうの~」「学歴がどうの~」と話している中、昔の友人(今は絶縁してるので知人)が「俺、東京大学受けた事があるんだよね~」と謎のマウントを取っていた。「だから何だ?」と私含め、周りの人達も困惑していた。結局彼はどこの大学も行かずにニートをしていた。高卒でニート。まぁ私も他人の事は言えないが、正直どうかと思った。

 また別の知人は十三浪して東京大学の医学部を目指していた。何でも親から「医者になる以外許さない」と言われたらしく、ずっと浪人してるんだとか。正直言って「ヤベェだろその親」と思いつつも他人の家庭にどうこう言える立場ではないのでその場は慎んだが。

 また別の友人はお子さんが生まれたとの事で「おめでとう~」みたいな雰囲気になっていた。しかしお子さんの名前が酷かった。「空」を「歩」くと書いて「スカイウォーカー」(仮名)にしたとか。元々そこまで頭が良くなかった彼だったが、まさかキラキラネームを付けるとは誰も思わなかったので皆ドン引きしていた。

 また別の友人はもうお孫さんがいるとかで。十六で子供が生まれて、その子が十五で子供を産んだので今は三十二でお祖父ちゃんになったとかで。まぁ彼に関しては実家が太いだけでなく、会社を継いだ事もあり、裕福ではあるので良いのかなと思ったり。というか羨ましい限りである。

 またその時タイムカプセルを開けたのだが、皆「何書いたっけ~?」みたいな雰囲気の中、私だけどういう内容を書いたか鮮明に覚えているのでただ答え合わせをしているというだけだった。皆にその話をした後に中身を広げると「マジだった……」とドン引きされてしまった。照れるぜ。

 そしてその時、明らかに面影がある友人を見付けたのだが、身長が当時140cmあるか無いかの彼が、何と2m近くまで背が伸びていて一瞬脳がバグってしまった。もしかしたら先輩か……?と思い敬語を使ったら「俺だよ、俺!〇〇!」と言われ「あっ、〇〇か!一瞬わかんなかったわ!」と驚いた。当時かなりヤンキーだったが、その雰囲気からは一変して好青年になっており、二児のパパになっていた。今は焼き肉屋を経営しているらしく、そのお店に行くととてもリーズナブル且つ美味しかったのでまた行こうかなと思った。また当時かなり荒れていて、先生にドロップキックしたりするのが普通みたいな子だったが、当時の先生に当時の事について謝っている姿を見て「大人になったなぁ」と感慨深くなった。

 また別の知人は私が俳優活動をしている事を知るなり「遊んで金が貰えるとか羨ましい~」と言われたので「そうだよ?お前もやれば?」と言うと本当に某劇団にオーディションに行ったらしい。そこでボロカスに言われて落とされてしまい「この世の中おかしい!」と逆切れしていた。

 また別の知人は某劇団の劇団員の両親を持つ人で「自分もその劇団で華々しく輝く役者になれる!」と豪語していたのだが、実際は親から「お前は決して俳優になれない」と言われ、実際親の七光りでその劇団に入るも、この十年、全く目が出ないどころか「俺は俳優の親のハイブリッドだ!」とプライドを捨てられずにいて結局今はニートをしているらしい。

 また別の知人(絶縁中)は初めての舞台公演で主役を張ったものだから「俺は主役しかやりません!」とオーディションに行って落とされてを繰り返して今はニートをしているとか。

 後結構意外だったのが、かなりの、というか大半の同級生が実家暮らしだった。まぁ横浜出身との事で、交通の便も、住宅環境も、買い出しの苦労の事も考えると「まぁ妥当か」と思った。まぁ大抵は未婚なのだが。

 以上が先日の同窓会の話でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ