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魔女に救いを  作者: リーゼスリエ
影の魔女

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因縁


岩の影で見ていた謎の魔女たちは、少し面白くないような表情を見せていた。

 なぜなら、セレナにかかっていた魔法が、少しずつとけていったからだ。


 優雅で上品な魔女は、


「面白くないわね。私の魔法すら、解くなんてね。」


 側にいた魔女たち2人は、驚きを隠せなかった。


「ありえないです。魔法が解けるなんて、それはつまり、100%幻だと思わないと、解けないですから。アウレリア様。」


「アウレリア様、どうしますか?私たちの魔法が少しずつとけているとなると、いずればれてしまいます。」


 それでも、優雅で上品な魔女アウレリアは、余裕を崩さなかった。


「大丈夫よ。私たちの本当の目的は、太陽の魔女ソレイユなんだから。彼女にかかっている魔法は、まだ解けてはいない。それにしても、あのはぐれ魔女達は厄介だね。あんな魔法見たことない。デスソシエもここまでか。」


 そばにいた2人は驚きを隠せなかった。


「まさか、デスソシエが敗れるんですか?寄せ集めとはいえ、それなりに、今まで他の組織の魔女からもしのいできた魔女達ですよ。」


「まさか、カテリーナすら、負けると言うんですか?」


 アウレリアは、即答した。


「カテリーナは勝てない。それは確実。そして、ソレイユは、絶望することになる。あの紅髪の魔女は、何かを隠している。見てなさい。」


 そばにいた2人の魔女は、戦況を見つめていた。


 ——————————————————————————


 セレナがハレッサに敗れた事により、デスソシエの優位性は圧倒的になくなった。

ソレイユはセレナが敗れた事で、少なからず、動揺していた。


 セレナ、なんで?あなたは、そんな人じゃないんでしょ?いつも、復讐に燃えてたじゃない。私は忘れない、あいつらのことを。


 ソレイユは、決意した表情で、


「あああああ!私は負けない!お前たちにも」


 赤い槍が鋭く、ルメをつこうとしたが、ルメに軽々しく避けられた。


 ルメはソレイユに聞いた。


「そんなに、許せない?私たちに負けたことが。」


 ソレイユは、ルメが避けた方向に槍を払ったが、これも軽々しく避けられた。


「許せないのは、お前たちがあらすからだ。お前たちさえいなければ、今までうまくいっていったんだ。」


 ルメは自分が 思っていることを素直に口に出した。


「人のせいにするの?あなたが目を背けてきたんじゃないの?現実を見なよ、あなたは幻を見てるんだよ、ずっとね!」


 冷静ではないと見えたカテリーナとエルネアは、

 ソレイユに話しかけた。


「落ち着け!ソレイユ。」


「ソレイユ。相手の話を聞くな!」


 カテリーナがソレイユの方へと向かおうとしたが、エルフェリアに阻まれた。


「行かせないよ。私が相手だからね。」


 カテリーナは鬱陶しくて、邪魔に感じた。


「邪魔だ!どけ。」


 カテリーナは、そこから1歩も動けずにいた。


 ソレイユはもういい、と感じ、


「お前の戯言には、もう飽きた。私の最大魔法 リバースサンをお見舞いしてくれる!」


 ソレイユが手を高々と上げると、太陽が現れ、太陽が光ると、灼熱の太陽の光線がルメに向かって、放たれた。

ルメは、足に傷を負った。火傷を伴いながら。


「ぐっ。なかなかやるわね。なら、これしかないかなぁ。」


 ルメは、右手に魔力をやどしながら、右手を掲げて、

 無数の月が光り輝いて、現れた。


 ソレイユは驚いた。


「それは!セレナの月魔法メテオスター。だが、それには弱点がある。発動するまでに、若干のタイムラグが存在する。私のリバースサンのほうが速い!」


 ルメはソレイユの言葉を聞いて、


「試してみる?どちらの方が速いか?」


 メテオスターとリバースサンが同時に発動された。

 メテオスターのまばゆい光とリバースサンの太陽の光線が同時に衝突した。

 所々に爆発が起き、一身一体かと思われた。

 ただ、ルメのメテオスターが収まる気配がない。


 ソレイユのリバースサンが徐々に弱まっていった。

魔力が先に尽き始めたのは、ソレイユだった。

ルメの魔力が収まる気配がない。


 くそっ。あの魔女め。最初に会った時は、実力を隠していたな!魔力の差が出始めている。それに、模倣といったか?限りなく本物に近いよ。ルメ。


 ソレイユの足がガクガクと震え出した瞬間、ルメのメテオスターがソレイユに当たり、ソレイユは、岩のほうまで吹き飛んだ。


 ソレイユは岩まで吹き飛ぶ瞬間、ルメに言われたことを思い出していた。


 わかっていたよ。逃げていることくらい。私はただ、弱い者いじめしていたんだ。力の弱い魔女に対して、昔、私がそうだったように。


「ぐはっ。はぁはぁ。今回は……」


 ソレイユが言いかけた瞬間、思いもよらぬ人物に話しかけられた。


「久しぶりね、ソレイユ。」


 ソレイユが話しかけられた相手を見た。

 忘れもしない。私の故郷をあっという間に支配して、気力の街にした。

 優雅で上品な魔女 幻想のアウレリア。


「そうか。私は初めから泳がされていたのか?」


 アウレリアは上品に笑った。


「正解〜。あなたが逃げた先に興味があっただけ。いつでも捕えられることができた。では、おやすみ。永遠の眠りをね。」


 ソレイユは、急な眠気に襲われ、眠りについた。

 もちろん、これは、アウレリアの仲間の魔法によるものだ。


 ソレイユは意識が落ちる前に過去を思い出した。


 私が生まれた街は、大陸の中でも灼熱の街とされる太陽が1番当たる街だった。

 そこでは、魔女の支配がなかったため、住人は自由に暮らしていた。

 ある時、こんな噂が流れた。


「野蛮な魔女達の仲間がこの街にいる」


 野蛮な魔女は有名だった。人を何とも思わない集団。

 真っ先に疑われたのはソレイユだった。

 野蛮な魔女は、みんな、美人と言う噂だからだ。

 ソレイユは、潔白だと説明した。

 しかし、住人は誰1人信じなかった、両親以外は。

 あの太陽の下で、永遠と説明したが、誰も信じてくれなかった。

 ソレイユは、これは魔女の仕業だと思い、その街から逃げた。逃げる瞬間、目立つ人たちを見た。

 そのうちの1人が、上品で、優雅な女性だったからだ。


 くそっ。あいつらか?ありもしない噂を流したのは。


 後に知ったことだが、あの女性こそ、幻想のアウレリア。そして、アウレリアがいる組織は、イリューという組織だ。


 混乱はまだまだ続く。

 健司達は無事、この危機を乗り越えられるんだろうか?

 

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