表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女に救いを  作者: リーゼスリエ
影の魔女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/24

分断


健司、シーリン、ハレッサ、エルフェリア、ルメは、影の街バリッテを目指して、歩いていた。

みんなでいつものように歩いていたが、いつもと様子が違っていることがあった。

 ハレッサが健司の隣にぴったりとくっついていた。

 当然、他のみんなはイラついていたが、エルフェリアは我慢ができなかった。


「はぁーい、ハレッサ、健司の隣にくっつぎすぎじゃないかしら?」


 ハレッサは勝ち誇ったような顔で、


「何か問題でも?いつも通りじゃない?健司、いつも通りだよね?」


 健司はエルフェリアとハレッサの顔を交互に見て


「いつも通りです。ハレッサさんが美しいから、ちょっと照れてるだけです。」


 ハレッサは健司の答えに満足して、


「だってよ。エルフェリア。あなたもしたいならしたいって言えばいいじゃない。」


 エルフェリアは冷めた表情をして、目は1番怖かった。


「ハレッサ、あなたの自由なところは尊重するけど、限度って言うものがあるよ。」


 険悪な雰囲気が流れていたので、ルメとシーリンは止めに入った。


「エルフェリア、ハレッサ、今はそんな時じゃないよ。」


「お互いそんなことで噛み合ってる場合じゃないんですよ。もうすぐ着くんですから。」


 エルフェリアとハレッサは2人の言う通りにして、いつも通りの雰囲気になった。


「ありがとう。エルフェリアさん、ハレッサさん。ところで、シーリンさん、もうすぐで着くんですか?」


 シーリンは健司の答えに同調しながら、


「そうですね。健司さん、もうすぐで着きます。ほら、見えてきました。あれが影の街バリッテです。」


 影の街バリッテは、中央にでかい塔があり、文字通り、太陽の光が通らない薄暗い街だった。まるで、影の上に街が成り立ってるように。


 ルメは感嘆しながら、


「本当に影の街だね!こんな街があるなんて、びっくりだよ。」


 ハレッサは微笑浮かべながら、


「へぇー。こんな街があるなんて世界は広いね。」


 エルフェリアは何か考え事をしながら、


「影ね。もし、私の予想通りならば…………」


 健司はエルフェリアの様子がおかしいことに気づき、


「エルフェリアさん、何か気になることでも?」


 エルフェリアは健司の疑問に答えながら、


「中央にあるあのでかい塔ね。あの塔が一体何のためにあるのか気になるよ。もしあれが敵を見つけるための塔だとすれば、私たちは既に狙われている。」


 シーリンも同調しながら、


「エルフェリアの言う通りですね。おそらく、何かしら仕掛けてくると思いますが、どうしますか?」


 ルメは何も気にせずに、


「いいんじゃない?どうせ、奴らには狙われてるでしょ。なら、あえて飛び込むのもいいんじゃない?」


 健司はルメの考えに同意しながら、


「そうですね。ルメの言う通り、何とかなりますって。今までがそうだったように。」


 エルフェリアはあきらめながらも、


「まぁ、あれこれ考えても仕方ないね。あえて飛び込むか。みんないい?何があっても私たちは離れない。それは言わなくてもわかるよね?」


 ハレッサ、シーリン、ルメはエルフェリアの言葉にうなずいた。


「当然でしょう。私たちは魔女なんだから。不可能を可能にする。」


「当たり前だね。どんなピンチだって、いつでも乗り越えてきたんだから。」


「そうですね。エルフェリアがリーダーなら、何も間違いない、それが私たちの絆だからですね。」


 健司は今いちわからなかった。

 仲が良いのか、悪いのかわからない。

 けど、彼女たちの謎の一体感は、信頼できる。

 今までがそうだったように。


「では行きますか。」


 健司達は、影の街バリッテに入った。

 所々見渡すと、謎の黒い丸い影が、所々にあった。


 エルフェリアは気づくのが遅れた。


「しまった、みんな!早く近くに。」


 しかし、聞き慣れない言葉が彼女たちには聞こえた。


「遅い。すべては手のひらの上だ。」


 健司達は黒い丸の影が、下に現れ、包まれっていた。

健司達はバラバラになってしまった。


 健司とルメは、広場みたいな場所に移動させられた。

そこには、フードを被った影の街バリッテの支配者ローザがいた。


「ようこそ、影の街へ。私はローザ。この街を支配しているものだ。お前たちはここまでだ。あの3人がいる限り、勝ち目がない。」


 健司とルメはすぐ身構えた。


「ルメ、やはり罠だったみたいですね。」


「ええ、最悪の状況みたいね。最低でも4人が魔女がいるなんて。」


 ——————————————————————————

 ここは道場みたいな何かの試合をするような場所だった。

 ここにハレッサは移動させられてしまった。


「ここは一体?」


「ここはあなたの墓場よ、ハレッサ。」


 ショートカットの黒い髪の魔女 リセルがいた。

 右手には、剣を持っていった。


 ハレッサはまずいと感じた。


「もしかしてあなた、魔剣使い?」


リセルは否定した。


「いや、ただ剣術が得意なんだ。あなたも魔法より、蹴りが得意でしょう?」


 ハレッサは内心焦った。


 これは仕組まれている。考えたやつは相当頭が良い。


 ——————————————————————————


 ここは草が生えている場所だった。周りに家がある。

 シーリンはここに移動させられてきた。


「やっと来たか。待っていたよ、シーリン。」


 赤髪の魔女 ヴェリシアがいた。

 手に炎を持ちながら。


 シーリンは焦った。

 炎、もしかして、主力の3人がここにいる!


「誰が考えたんですか?この戦いを。」


 ヴェリシアは勝ち誇った笑顔しながら


「クロエだよ。相性を見てね、仕組んだんだ。勝てるかな?」


 シーリンは内心、他のみんなを心配した。


 これはやばい状況ですね。おそらく、相性が悪い相手とマッチメイクされている。何とか早く合流せねば。


 ——————————————————————————


 ここは建物の中でかなり薄暗かった。

 ここにエルフェリアは移動させられた。


「ここは一体?」


「ここは建物の中よ。空間の魔女 エルフェリア。」


 そこに現れたのは、黒髪で、髪で固目を隠している魔女 クロエだ。


エルフェリアはやばいと感じた。

この状況、相手に有利ね。これがクロエ。


「どこまで考えていたのかしら?」


クロエはエルフェリアの顔を見ながら、


「エルフェリア、あなたたちの情報は組織で共有済み。魔法まではわからないけど、私たちが有利になるように相手を決めさせてもらったわ。」


 エルフェリアは冷や汗をかいた。

 この女、頭が良い。瞬時に見分けられた。

 これは、長期戦になるな。


 健司達に試練が訪れた。

 果たして、これを脱する機会はあるのだろうか?

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ