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魔女に救いを  作者: リーゼスリエ
洗脳の魔女

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13/28

デスソシエの幹部 ソレイユ


黄色いローブを着た、銀髪の魔女ソレイユが、ゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。

 まるで、巨大な獣のような感じで、獲物を捕まえるかのように、ゆっくりと1歩ずつ。


 健司、ルメ、シーリン、ハレッサは冷や汗をかいた。

 彼女が発する魔力は、ミリィと比べると違いを魔力を発していたからだ。


 ルメは、みんなにこそこそと、


「やばいね、これは。今まで魔女を見てきたけど、魔力の桁が違いすぎる。一旦逃げようかしら?」


 ハレッサはルメの言葉に大人しく従い、


「ええ、そうね。連戦はきつすぎる。」


 シーリンは、健司に向き合って、


「健司さん、すぐにここから逃げますよ。あの魔女はやばすぎる!」


 4人は、すぐにその場から逃げようとした瞬間、地面が急に暑くなり、やけどしそうな感覚だった。

健司が真っ先にに声をあげた。

 

「熱っ!これは一体?まさか魔法!」


 ソレイユが怒りに満ちた目で、


「どこに行くのかな?逃がしやしないよ。ボスの命令なんだから。私の魔法 セリーソラ。円を描くように、灼熱の温度で円の内部が燃えるように暑くなる。」


 シーリンが膝をついて、


「暑すぎる。これでは魔法も使えない。逃げ道がありません。」


 シーリンの他にも、健司、ハレッサ、ルメも続々、膝をついた。

 息も荒くなってきた。

もうだめかと思った、その時、ミリィがソレイユの前に跪いた。


「ソレイユ様、この人達を勘弁してはいただけないでしょうか?決して、デスソシエに仇なす存在ではありません。どうか!」


 ソレイユの動きが止まった。そして、次の瞬間、ミリィを蹴った。


「ミリィ、なぜ庇うの?情でも写されちゃった?あいつらはね、私たちの居場所奪うんだよ!それでも信じるって言うの?」


 ソレイユの怒りの言葉に、ミリィはビクビクと震えていた。でも、ミリィは引かなかった。


「それでもです。私は今までが愚かでした。人は1人で生きていけないんだと、初めて知りました。彼らを見て。」


 ソレイユは、拳を強く握り、


「…………ミリィ、あなたの気持ちよくわかった。これ以上何も言う事は無い。」


 ソレイユはミリィに対して、蹴り続けた。

ミリィに対して、憎たらしげのように。

それでも、ミリィは一切抵抗しなかった。


 彼らが逃げる時間さえあれば。私がソレイユ様から注意を引きつけているだけで、彼らなら逃げられる。


 それを見ていた健司は、ミリィをすごく心配した。


 ミリィさん、何故?助けなきゃ!

健司が動きを見せた瞬間、ルメが健司の手を引っ張った。


「やめなさい!ミリィは、私達を助けるために、わざとやられているの。この魔法もあっちに注意がいってるだけで、弱まっている。」


 健司は、ルメの言葉に拒否反応示し、


「でも、それじゃあ、ミリィさんが!」


 ハレッサが健司の手に自分の手を添えて、首を横に振りながら、


「健司君の気持ちもわかるわ。でも、今は我慢しなさい。彼女は助けたくてしてるんだから。」


 健司は再び、ミリィを見た。

 一切、抵抗してなかった。

 そんなミリィを見て、健司は何か良い方法がないか考えた。


 ミリィさんを助けなくては!でもどうやって?

僕の魔法、そうだ、イメージ!

 まずは、この暑さを何とかしなければ。冷やすもの。氷?氷をイメージしよう。


 健司はソレイユの魔法セリーソラの効果で、暑くなっている場所を氷で冷やすイメージをした。

 すると、暑くなっていた場所は急に冷えて、逆に寒く感じた。


 ルメ、シーリン、ハレッサは、急に冷えたのを感じて、


「冷た!何、これは?」


「健司の魔法。イメージしたのね。」


「これが健司君の魔法。想定外の魔法だね。けど、これで動ける。」


 ソレイユはミリィに対して、蹴り続けていたが、健司達が立っている姿を見て、違和感を感じた。


「なんで立ってられる?それにこの寒気は何?冷えている?魔法?」


 ソレイユは、ミリィから標的を健司に注目をした。


「そこのお前、何をした?魔法が使えるのか?たがもう遅い。お前たちは生きて返さない。」


 ソレイユは、魔法サーンランス 別名、太陽の槍で健司を狙い始めた。

その槍は、赤く光り輝いていて、熱がこもっていた。


「これで終わりだ。お前たちの希望もここまでだ。」


 ソレイユは走り、健司の前まで来ていた。

 誰もが反応遅れた瞬間、ソレイユは勝ちを確信した。

 太陽の槍が健司を貫く瞬間、突如として、健司は姿を消した。

 ソレイユは意味がわからなかった。


 消えた?でも、魔法発動する余裕もなかった。

 一体どこへ?


 健司はソレイユの後ろにいた。もう1人の人物とともに。

 その人物は、黄金のロングヘアーで、170センチ位の長身の女性だった。

 ただ、その目は、全てを見通すような目をしていた。


「はぁーい。みんな元気?私だよ。私。」


 ルメ、シーリン、ハレッサは、すぐに気づいた。

 その人物が誰なのかを。

 その人物は、一緒に生活していた女性 エルフェリアだ。

頭が非常に良く、リーダーシップ的な存在だ。

 なので、彼女たちは目をそらした。


「なんでみんな目そらすのかなあ?それよりひどいよね。勝手に旅に出るなんてさぁ。誰が言い出したの?」


 口調は軽く見えるが、雰囲気的には怒ってるような感じが見受けられた。

シーリンとハレッサはルメを指差した。


「ルメですよ。抜け駆けで健司と旅していたみたいです。」


「ルメよ。共通の思い出が作りかったみたいよ。」


 ルメはぎくりとし、エルフェリアに弁明した。


「違うのよ。これは健司に素敵な思い出を作るため。抜け掛けする気なんて全くないわ。」


 ソレイユは後ろ振り向き、太陽の槍で2人を攻撃しようとした。

 しかし、太陽の槍は、目の前に、何か黒い模様が現れ、その先がソレイユの後ろの腰につながっていた。

 その槍はソレイユの腰に直撃した。


「ぐはっ。馬鹿な。ありえない。攻撃が通らないなんて。」


 エルフェリアは、勝ち誇ったような顔して


「魔法コンタクト。空間を、あなたの腰につなげたのよ。」


 ソレイユはありえないと感じた。


 そんな魔法があるなんて。いや、待ってよ。この女、もしかして、空間の魔法、それに黄金の髪!もしかして。


「もしかしてお前、空間の魔法が使える魔女か。」


 エルフェリアはソレイユに対して一歩一歩、近づき、


「当たり!そう私は空間の魔法が使える魔女。健司には、指1本触れさせない。退くがいい、太陽の魔女」


 ソレイユは、エルフェリアを一瞥し、


 分が悪すぎる。これは急いで、ボスに報告しなくては。


 ソレイユはすぐにこから逃げ出した。

 南の山、ノースリエ山へと走って逃げた。


 こうして、この街レッジランドで魔女との戦いが一旦終わりになった。

 ただ、これから待つ健司の旅がより一層厳しくなっていく予感はした。

 


 

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