洗脳の魔女ミリィ
ここは、街レッジランドにある建物の一角のある部屋。
この部屋には、ぬいぐるみがたくさん置いてあり、可愛らしい部屋だ。
この部屋に住む主 女性は、年が16歳位で、髪は茶髪でピンク色のローブを着ていた。
その女性の名前は、ミリィ。
この街レッジランドを支配している魔女で、デスソシエの一員だ。
今日もミリィは、街が何も変わらず、いつも通り過ごしていた。この街に住む住人も、いつも通り、何も違和感を持たず過ごしていた。
「ふんふん。今日も何も変わらず、街も平和だ。魔女である私がいるからだよね。」
そんな時、部屋にすっと現れる女性がいた。
その女性は白銀の髪で、黄色のローブを着ていた。
その女性は、ソレイユという魔女だ。
デスソシエの一員であり、幹部でもある魔女だ。
「ミリィ、最近はどう?」
ミリィはソレイユに気づき、
「これはソレイユ様。いつも通りこの街は支配しているので、今のところは大丈夫です。一体何しにここに?」
ソレイユは真剣な顔で、
「ディーバを支配していたミイナ、ダサンを支配していたルナが敗れた。その2人破ったやつらは、次はこの街に来る。そいつらを葬るのだ。」
ミリィは驚いた顔で、
「ありえないです。あの2人はクロエさんから直々に指導された者達です。一体どんなやつらなんですか?」
ソレイユはくるっと、背を向け
「1人は、人間の男。2人は魔女。クロエの魔法を破る者たちらしい。」
ミリィは、ソレイユに従う形で、
「わかりました。奴らをこの街で止めるんですね。」
ソレイユは笑顔で、
「そう。そういうことだから、頼んだよ。大丈夫、私はまだこの街にいるから、安心して。なんとしてでも、この街を死守する。それがボスの指令だから。」
ミリィはソレイユに対して、静かに首を垂れて、決意した。
この街は何としても、守る。魔女のために。
ソレイユは邪悪な笑みを浮かべて、窓から外を見ていた。
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健司、ルメ、シーリン、ハレッサは、精神系の魔法を使う魔女がいると言う街レッジランドに入った。
そこには、住人が歩いていて、こちらをチラッと見ている感じがしたが、のどかな平和の街に見えた。
シーリンは、少し違和感を感じながらも、普通の街かなと感じた。
確かに、この街は、何かの魔法に影響を受けている感じもしないですが、なんでしょうね?何か違和感を感じます。しかしこれが一体何なのか、わかりませんね。
ハレッサは、少し苦笑を浮かべながら、
「この街変ね。魔法を受けているのかしら?」
ルメがそんなハレッサの言葉を疑いながら、
「ハレッサ、どこが一体変なのよ?至って普通じゃない?」
ハレッサは、住人に対して指をさしながら、
「ルメはあれが変だと思わないの?住人がちらっとこっちを見ている。全員がね。確かにちらっと見る事はある。けど、全員がっていうのは、おかしいじゃない?」
健司はそんなハレッサの言葉を信じ、
「確かに違和感は感じますね。しかし、そうなると魔女は一体どこにいるのでしょうか?」
そんな時、茶髪の住人の女性が、健司をちらっと一瞬だけ見てきた。
健司は、彼女を見た瞬間、何かこう囁いてきた。
この街には魔女はいない。この街には魔女はいない。
健司の意識が、この街にはない魔女がいない、という意識が植え付けられたような感じがした。
健司がみんなに対して、驚くべきことを言った
「みんな、この街は魔女がいないと思いますよ。さっさと次の街に行きましょう。」
ルメは目を見開き、ハレッサは、なるほどねと感心し、シーリンはじっと、茶髪の女性を見た。
ルメは、健司に対して、
「何言っているの?健司、大丈夫?」
ハレッサは、茶髪の女性に対して
「さすが魔女さん!こういう魔法もあるのね。感心だわ。でも、健司に対しての愛なら、誰にも負けない。あなたにも。」
茶髪の女性は、ハレッサの言葉を無視すればよかった。しかし、できなかった。愛と言う言葉を聞いたからだ。
「はぁ?愛だと?お前、頭がおかしいのか?この世はすべて力だよ。」
シーリンは、目を細めて、
「当たりのようですね。ハレッサの直感力にいつも驚かされます。まさか、魔女がこんな近くにいたとは。」
ルメはあたりを見回して、
「どこ?どこ?」
ハレッサは茶髪の女性に対して、諭した。
「あなたはこの街を支配している魔女かしら?あなたのやり方では支配なんてできないわ。全て愛だから。愛されあば何でもできる。」
茶髪の女性が正体を表してきた。その正体は、この街レッジランドを支配している魔女ミリィだ。
変装を解き、ピンク色のローブを着ていた。
「どうしてわかった?不自然なところはなかったはずよ。」
ハレッサは微笑みながら、
「んーと、確かに不自然はなかったわ。ただ、あなたがチラッと健司を見たことが気に入らなかっただけよ。」
ミリィは不機嫌な顔をしながら、
「お前は頭がおかしいのか?気に入らないだけで普通、人を疑うか?」
ルメとシーリンは同意をしながらも、しょうがないよね、とハレッサに対して、率直な感想を述べた。
ハレッサは、そんなミリィの言葉に、
「頭おかしくないわ。ただ、健司に対して愛が最大限にあるだけ。あなたと違ってね。」
ミリィはイラつき始めた。
「もういい。私は洗脳の魔女ミリィ。もうお前たちごと洗脳すれば全てが終わる。この街と同じようにね。」
ミリィの手から黒い魔力が集まってきた。
そんなミリィを見たハレッサは、
「洗脳ね。面白いわ。私の愛とどちらが上かしら。」
ハレッサは密かにに楽しんでいた。
洗脳対愛、どっちが一体勝つのか?
全然想像ができない戦いになりそうな予感がした。
ハレッサ対ミリィ、決して交わることのない戦いが始まろうとしていた。
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一方、その戦いを上から見ている人物がいた。
白銀の髪の魔女で、黄色いローブを着ているソレイユだ。
今にも始まりそうな戦いを冷酷な目で見つめていた。
「あれがクロエが言っていた魔女か。男1人に、魔女2人と聞いていたけど、もう1人いたみたいね。まさか、ミリィの正体を早く破るとは、夢にも思わなかった。ただ、ミリィに勝てるかな?ミリィの洗脳魔法は解けない。いや、気づかないでいる。そんな魔法だ。さぁ、ミリィ、やっつけてしまいなさい。私たち、デスソシエは何者にも止められない。」
ソレイユもまた、この戦いがどうなるのか、興味があった。
ただ、この戦いが予想外の結末になると、ソレイユ自身も夢にも思わなかった。




