ぺろりんさんと学級新聞09
「クロダマ~」
ぺろりんさんが名まえよぶと、空からまっ黒なビー玉のような玉がザーッとふってきた。
「わーっ! いたたた!」
「いててっ! ふん!」
「きゃーっ!」
黒いビー玉は、ぼくたちにバシバシとあたり、地面に落ちた。
落ちた黒いビー玉が、ゆらゆらとゆれたり、ゆっくりところがったりしている。
なんだ? このビー玉は。
「ギー」
「ぺろりんさん。この子たちには、ぼくも会ったことがないんだけど」
「この子たちは~クロダマ~。コロコロ~ころがる~」
「わかるぞ。わかる。また、パッて目が開くんだろ。そう何度もおどろくか。ふん!」
クロダマを手のひらに乗せてデーブがいっていると、クロダマの目がパッと開いた。
「ふふふがっ!」やっぱりデーブがおどろいた。
「すごーい! クロダマっていうの? かわいー!」
あいかわらす見崎さんは、何が出てきても大よろこびだ。
クロダマを手に乗せてコロコロころがしている。
「たれる~クロダマに~乗ってみて~」
クロダマたちがぼくの足元にザーッとよってきた。
「乗っちゃっていいの?」
ぼくは、おそるおそるクロダマに乗った。くつのうらがでこぼこして変な感じだ。
「ギー!」
ザーッ! とつぜんクロダマたちが動き出した。
「うわーっ! まるでスケボーに乗っているみたい!」
でも、クロダマたちが勝手に走ってくれるから、スケボーよりも楽チンだ。
「おっと。おっとと!」
ザーッ! ザーッ! ぼくは公園の中をクロダマに乗って走りまわった。
「楽しー!」
「ぶひゃひゃひゃん!」
見るとデーブと見崎さんもクロダマに乗って走りまわっている。
見崎さんはダンスがとくいなだけにバランスを取るのがじょうずだ。
デーブはあぐらをかいてクロダマに乗っている。
「たれる。おしりがくすぐったいけど、これもおもしろいぞ。ふん!」
つづく




