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トイレのぺろりんさん  作者: 田中たんばりん
第3話 ぺろりんさんと学級新聞
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ぺろりんさんと学級新聞08

「シロダマ~」


ぺろりんさんがよぶとシロダマが空からふって来て、ポーンポーンとはねる。


「ポー」


「なんだ、これ? やわらかいな。ふん!」

シロダマを持ってデーブがいっていると、シロダマの目がパッと開いた。


「ふがっ!」デーブがおどろく。


挿絵(By みてみん)


「ぷにぷにじゃーん。ぷにぷに」

見崎(みさき)さんはシロダマをさわって楽しそうだ。


「ぼくはシロダマとは、まえにおばあちゃんのスカーフをさがすときに会(あ)っているんだ」


ポーンポーンとぼくのまわりではねていたシロダマが、ぼくにぺたぺたとくっつきはじめた。


「あ、雪だるま!」


「シロダマは体にくっついてシロダマ雪だるまになる。そして……」


「シロダマジャーンプ!」ぼくは思いっきりジャンプした。


「あーっ、空飛ぶ雪だるま! 雨森(あまもり)くんもUMA(ユーマ)だ!」


「いや、ぼくはUMAじゃないよ……」

見崎さんが、これからぼくのことをUMAあつかいしないか、ちょっと不安になった。

ジロジロかんさつされたり、ツンツンさわられたりするのは、ちょっといやだな。


挿絵(By みてみん)


「なんだよ。ウワサになった空飛ぶ雪だるまの正体はたれるだったのか。ふん!」


「そうだよ。あとのふたりは、ぺろりんさんとぼくのいもうとのしずくだよ。でも、シロダマで雪だるまになることは記事(きじ)にはしたくないな」


「どうして?」


「雪だるまの正体(しょうたい)がバレると、なんだか大変なことになりそうでさ」


「う~ん、そうね。じゃあ、シロダマの雪だるまのところはカットにしようか」



「トビハネ~」


しゅるるるーっ。トビハネが、空からくるくるとまわりながらおりてきた。ぼくたちのまわりを1本のはねをかいてんさせながら、ふわふわういている。


「キュルルー」


「ぼくはトビハネにもまえに会っている。トビハネは空が飛べるんだ。そして、いろいろなさがしものをしてくれる」


「そうか、こいつは空が飛べるのか。ふん!」

トビハネのはねをつまみながらデーブがいっていると、トビハネの目がパッと開いた。


「ふふがっ!」また、デーブがおどろく。


挿絵(By みてみん)


「あなたは、くるくるまわるのね」

見崎さんが、目の前にうかぶトビハネに話しかけていた。


「トビハネが飛びあがるとき、すごい風がふくんだ。そういうことも何かの役に立ちそうなんだよね」


「キュルルルー!」ビューン!

トビハネたちがいっせいに飛びあがり、ぶわっと風がふいた。


「ぶほっほっ。本当だ。すごい砂(すな)ぼこりだ。何も見えないな。ふん!」


挿絵(By みてみん)


つづく

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