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トイレのぺろりんさん  作者: 田中たんばりん
第3話 ぺろりんさんと学級新聞
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ぺろりんさんと学級新聞01

「それでは、それぞれ班(はん)を組んで学級新聞を作りましょう」

ぼくたちのクラス担任(たんにん)の小桜(こざくら)先生がいった。


挿絵(By みてみん)


じゅぎょうで学級新聞を作ることになった。

班を組むあいてによって学級新聞のテーマが変わるので、あいてえらびはじゅうようだ。


「だれと班を組もうかな? みんな、どんな学級新聞を作るんだろう?」


ふと見ると目の前にデーブが立っていた。


挿絵(By みてみん)


「出井(いでい)くん?」


「たれる、おれたち友だちだろ。いいかげんデーブってよんでくれよ。しずくだっていってたじゃんか、家にあそびにきたらお友だちって。でさあ、おれと班を組もう。ふん!」


「へ?」


ぺろりんさんの公園で気をうしなってぼくの家にやってきてから、勝手(かって)にぼくと友だち関係(かんけい)を作ったデーブは、ぼくのことなんかおかまいなしに、どんどん話を進めていく。


「それで、新聞のテーマはこれだ。ふん!」


デーブが出した紙には「おれたちが知らないふしぎないきもの」と書いてある。


「何? ふしぎないきものって?」


デーブは、顔を近づけてきて小さな声で話した。


挿絵(By みてみん)


「ぺろりんさんとか、べろんとか、ああいういきものをしらべるんだ。ふん!」


「ダメだよ。ぺろりんさんのことをみんなにいったら、大さわぎになっちゃうよ」


「だから、こういうふしぎないきものがいたら、おもしろいだろうなってところでまとめるんだよ。ふん!」


「そうぞうのいきものってこと?」


「そうそう。ふふん!」


「うーん、それならだいじょうぶかなあ……」


「な、いいだろ。ふん!」


いつのまにか、ぼくはデーブと班を組んで学級新聞を作ることになっていた。


「おもしろそうな学級新聞ね」


ぎくっとして声のするほうを見ると見崎夢羽(みさきゆめは)さんが立っていた。


見崎夢羽さんはダンスがとくいで、ハキハキとしていて、クラスの中でも目立(めだ)つそんざいだ。

そんな彼女(かのじょ)がなんでじぶんからぼくたちなんかに声をかけてくるんだ?


挿絵(By みてみん)


つづく

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