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トイレのぺろりんさん  作者: 田中たんばりん
第2話 ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ
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ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ11

「しずく、スカーフをたたんでからポストに入れたかい」


「うん、入れたよ」


「じゃあ、帰ろうか」


ぼくとしずくは、おばあちゃんちのポストに思い出のスカーフをとどけてから、ぺろりんさんの公園までシロダマジャンプとシロダマスカイウイングで帰った。


ぺろりんさんの公園についたら、「トビハネとシロダマ、ありがとう」とお礼をいって、トビハネとシロダマと、ここでおわかれだ。

ぼくとしずくのまわりでトビハネがくるくるまわり、シロダマがポンポンはねた。


「キュルルー」「ポポー」


「みんな~お礼をいわれて~よろこんでる~」


「じゃあね。トビハネ、シロダマ」


トビハネはくるくるとまわって飛びあがり、シロダマはポポーンとはねて飛んでいった。


挿絵(By みてみん)


「さあ~たれると~しずくの~家に~帰ろう~」


公園のトイレにすぽっとすいこまれたぼくとしずくは、すっぽーんと家のトイレから飛び出した。


「やっと帰ってきたね。あー、おもしろかった」


「しずくは楽しみすぎだよ。ほら、ぺろりんさんにもお礼をいわなくちゃ」


「あ、そうだね」


「ぺろりんさん、ありがとう」


「ぺろりんさん、ありがとう」ぼくとしずくは、ぺろりんさんにお礼をいった。


「どういたしまして~」ぺろりんさんの舌(した)がぺろっとしてから便器から消えた。


ぺろりんさんとわかれてからへやにもどると、つかれていたせいかぼくもしずくもふとんに入ってすぐにねむってしまった。


挿絵(By みてみん)


つぎの日、おばあちゃんから電話があった。


「おばあちゃんのスカーフ、見つかったって。だれかがポストにとどけてくれたそうよ」


「へー、見つかってよかったね」


「よかった。よかった」


あたりさわりのないへんじをしたぼくとしずくは、くるりとお母さんに背(せ)を向けてふたりでガッツポーズをした。


挿絵(By みてみん)


「なあ、空飛ぶ雪だるまって知ってる?」


「知ってる! 知ってる! 夜中(よなか)に空を飛ぶ3つの雪だるまだろ」


「そうそう、その雪だるまがプレゼントを持ってきてくれるんだよな」


「ちがうよ! なくしたものをさがしてとどけてくれるんだよ」


「え、いいヤツらじゃん。こんどおれもさがしてもらおうかな」


「何を?」


「100点 満点(まんてん)の答案(とうあん)用紙(ようし)」


「そんなのさいしょからないじゃん」


数日後(すうじつご)、友だちのあいだで空を飛ぶ3つの雪だるまのウワサが広まった。


挿絵(By みてみん)


ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ おわり

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