ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ08
「これで~おばあちゃんの町まで~いく~」
「シロダマジャーンプ!」
まず近くの家のやねまでシロダマジャンプ!
そのやねからもっと高いピルのおくじょうまでシロダマジャンプ!
さらに遠くの家のやねまでシロダマジャンプ!
ぴょーん! ぴょーん! ぴょーん!
「すごい! 気持ちいい!」
「まるで飛んでいるみたいだね、お兄ちゃん!」
ぴょんぴょんジャンプしながら、しずくがいった。
そのことばにぼくはちょっとしたかんがえがうかんだ。
「ひょっとしたら、うまくいくかも」
ぼくはジャンプしていちばん高くなったところでずかんで見たムササビのように手と足をばっと広げてみた。
すると……、
「うわー、ほんとうに飛べる!」
広げた手足のところのシロダマたちがムササビのまくのように形を変えて、ぼくはびゅーんと空をすべるように飛んだ。
「なに、お兄ちゃん! すごーい! しずくもやる! えい、シロダマスカイウイング!」
びゅーん!
しずくが手足をばっと広げて、空を飛びはじめた。
「シロダマスカイウイング? しずくは、おもしろい名まえをつけるな」
「たれる~。それ~楽しそうだね~」
ぺろりんさんもぼくのまねをして空を飛びはじめた。
ぴょーん! ばっ! びゅーん! ぴょーん! ばっ! びゅーん!
3人で家のやねやビルのおくじょうを走るようにジャンプしたり、夜空を飛んだりしながら、おばあちゃんの町に向かった。
つづく




