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トイレのぺろりんさん  作者: 田中たんばりん
第2話 ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ
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ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ05

「トビハネ~」

しゅるるる~。


ぺろりんさんが何かの名まえをいうと、空からはねが1本しかない羽子板(はごいた)のはねのようなものが、くるくるとまわりがならたくさん落ちてきた。


挿絵(By みてみん)


「キュルルー」


「こ、これは何?」


「トビハネ~。くるくるまわって~空を飛ぶ~。トビハネたちに~おばあちゃんの~スカーフを~さがしてもらう~」


ぺろりんさんは、そのトビハネたちにおばあちゃんの写真を見せた。

トビハネたちの黒い玉から目がぱっと開いた。


「わっ、目があるの!」


挿絵(By みてみん)


「トビハネ~、首にまいてある~スカーフを~さがして~」


「キュルルルー!」

トビハネたちはへんじをすると、いっせいに空にまいあがった。


しゅるるるるるーっ!

ひとつひとつは小さいけれど、いっぺんに飛びあがると上からびゅーっと強い風がふいてくる。


「きゃーっ、すごーい!」


「わーっ、台風(たいふう)みたいだ」


トビハネたちが飛び去ったあと、あたりはしーんとしずまりかえった。


「お兄ちゃん、スカーフが見つかるといいね」


「うん」


挿絵(By みてみん)


つづく

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