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ぺろりんさんとおばあちゃんの思い出のスカーフ05
「トビハネ~」
しゅるるる~。
ぺろりんさんが何かの名まえをいうと、空からはねが1本しかない羽子板のはねのようなものが、くるくるとまわりがならたくさん落ちてきた。
「キュルルー」
「こ、これは何?」
「トビハネ~。くるくるまわって~空を飛ぶ~。トビハネたちに~おばあちゃんの~スカーフを~さがしてもらう~」
ぺろりんさんは、そのトビハネたちにおばあちゃんの写真を見せた。
トビハネたちの黒い玉から目がぱっと開いた。
「わっ、目があるの!」
「トビハネ~、首にまいてある~スカーフを~さがして~」
「キュルルルー!」
トビハネたちはへんじをすると、いっせいに空にまいあがった。
しゅるるるるるーっ!
ひとつひとつは小さいけれど、いっぺんに飛びあがると上からびゅーっと強い風がふいてくる。
「きゃーっ、すごーい!」
「わーっ、台風みたいだ」
トビハネたちが飛び去ったあと、あたりはしーんとしずまりかえった。
「お兄ちゃん、スカーフが見つかるといいね」
「うん」
つづく




