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『ラウンド1から世界へ。』  作者: 龍崎
第1章  〜初めての大舞台〜

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第16話 残された十二人

REVOLT JAPAN二日目が終了した。


朝から続いた激闘の数々を終え、会場には大きな拍手が響き渡る。数千人が参加した大会もついに終盤へ突入し、敗退した選手たちは悔しさを胸に会場を後にし、勝ち残った選手たちは最終日に向けて準備を始めていた。だが、公式配信はまだ終わらない。大型モニターには最新のトーナメント表が映し出され、実況席では最終日進出選手の紹介が始まろうとしていた。


「皆さん!REVOLT JAPAN二日目終了です!」


メイン実況の朝倉翔太が声を張り上げると、会場から再び拍手が起こる。


『お疲れ様!』

『神大会』

『最高だった』

『明日楽しみ』


コメント欄も大盛り上がりだった。


「いやぁ村瀬さん、とんでもない大会になりましたね!」


「そうですね。波乱もありましたし、実力者も順当に残っています。非常にレベルの高い大会になっています。」


元世界大会出場選手の村瀬一樹が冷静に頷く。


「それでは最終日進出選手を見ていきましょう!」


大型モニターが切り替わり、まずはウィナーズ側の選手たちが映し出された。


最初に紹介されたのはKNIGHT。五大大会優勝経験を持つ国内トッププロであり、今大会でも安定した強さを見せ続ける優勝候補筆頭だ。続いてベテランプロのBLADE、北米トッププレイヤーのARES、新世代の若手トッププロSHADOW、安定感に定評のあるCROWNの名前が並ぶ。


そして。


【MINATO】


その名前が表示された瞬間、会場からひときわ大きな拍手が起こった。


『MINATO!』

『景虎最強』

『主人公かよ』

『優勝あるぞ』

『KNIGHTとの試合見たい』


コメント欄も一気に流れる。


「そしてやはり注目はMINATOです!」


朝倉の声にも熱が入る。


「大会初出場!ランクマッチ一位!そして中国トッププロLONGを撃破してウィナーズ最終日へ進出!」


観客席から再び拍手が響いた。


「間違いなく今大会最大のサプライズですね。」


村瀬も素直に評価する。


「ただ、もうダークホースという表現は適切ではないかもしれません。ここまで来た以上、実力で勝ち上がった優勝候補の一人です。」


会場から納得するようなざわめきが広がる。


続いてモニターはルーザーズ側へ切り替わった。


そこにはLONG、FALCON、Mio、ZERO、RAY、VOLTといった実力者たちの名前が並ぶ。中国トッププロのLONGはMINATOに敗れながらもルーザーズで生き残り、韓国の若手トップZEROも虎視眈々と逆転優勝を狙っていた。


『LONG怖い』

『ルーザーズ豪華すぎる』

『ZERO上がってきそう』

『Mio頑張れ』

『誰が優勝してもおかしくない』


コメント欄の盛り上がりも止まらない。


「本当に豪華な顔ぶれです。」


朝倉がモニターを見上げる。


「ここから先は一試合ごとに優勝候補が消えていきます。」


村瀬の言葉に会場の空気も引き締まる。


大型モニターには残された選手たちの名前が並んでいた。ウィナーズ六名、ルーザーズ六名。REVOLT JAPAN王者の座と世界大会本戦出場権を懸けて戦う資格を持つ者だけがそこにいる。


『明日絶対見る』

『MINATO頑張れ』

『神大会』

『優勝誰だ』

『最終日きたあああ』


コメント欄は最高潮に達していた。


朝倉は最後に大きく息を吸い込み、会場全体へ向けて叫ぶ。


「さあ、REVOLT JAPAN最終日!世界への切符を掴むのは誰だ!」


会場から大きな拍手が巻き起こる。勝者も敗者も、その瞬間だけは同じ方向を見ていた。


世界への道。


その扉を開けることができるのは、あとわずか二人だけだった。

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