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第十二話 約束

こちらは文をAIを使い、構成、キャラクター設定、舞台設定、話の原文、セリフの1部を私が作成しています。

「返し方が、分からない。」

 その言葉だけが、夕暮れの橋に残った。

 椿は目の前の桜?を睨みつける。

「……信じられると思うか。」

「思わない。」

 即答だった。

 少しも迷いがない。

「俺でも、信じない。」

 そう言って苦く笑う。

 その笑い方だけは、どこか寂しそうだった。

「でも。」

 桜?はゆっくり顔を上げる。

「探すの、手伝うよ。」

 椿は眉をひそめる。

「……何。」

「本物の桜。」

 静かな声だった。

「俺じゃ、椿は嫌なんでしょ?」

 返事はできなかった。

 その言葉は、あまりにも真っ直ぐだった。

「だから。」

 桜?は続ける。

「俺も探す。」

「どうやって。」

「分からない。」

 少しだけ困ったように笑う。

「でも、一人で探すより二人の方が見つかるかもしれない。椿には幸せになって欲しいから。」

 椿は黙って聞いていた。

「門限も。」

 桜?はぽつりと言う。

「俺は厳しくないし。」

 その一言に、椿は目を細める。

「椿は門限、厳しいんでしょ?」

「……。」

「夜は俺が山の方も探してみる。」

 それは、ごく自然な提案だった。

 何の裏もないような。

 純粋に協力しようとしているだけのような。

 だからこそ、椿には腹立たしかった。

「探す?」

 低い声が漏れる。

「桜を奪ったお前が?」

 桜?は何も言わない。

「お前が探すなんて言うな。」

「……。」

「その身体で。」

 拳を握る。

「その声で。」

 喉が震える。

「その顔で。笑顔で。」

 怒りと悲しみが入り混じり、言葉が詰まる。

「桜のことを語るな。」

 長い沈黙が流れた。

 やがて桜?は、小さく息を吐く。

「ごめん。」

「謝るな。」

 椿は首を振る。

「謝って済む話じゃない。」

 夕日が少しずつ山へ沈んでいく。

 橋の上には二人しかいない。

「……でも。」

 桜?は静かに言った。

「見つけたら。」

 椿を見る。

「一番最初に、椿へ知らせる。」

「……。」

「約束する。絶対。」

 約束。

 その言葉に、椿は思わず苦笑した。

「約束なんて。」

 目を伏せる。

「お前とする気はない。」

 そう言い残し、自転車へ向かう。

 数歩歩いたところで足を止めた。

 振り返らないまま言う。

「……もし。」

 桜?は黙って聞いている。

「もし、本当に桜を見つけたら。」

 椿は小さく息を吐く。

「その時だけは。」

 一瞬だけ言葉を選ぶ。

「お前の話を聞いてやる。じゃあな。」

 それだけ言って、自転車にまたがる。

 返事は聞かなかった。

 夕暮れの道を走り去る椿の背中を見送りながら、桜?は誰にも聞こえないほど小さな声で呟いた。

「……うん。ありがとう。バイバイ。」

 その声だけは。

 少しだけ、嬉しそうだった。

基本的には、1週間以内に更新する予定です。

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