表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラヴ・ソルジャー ~悪魔に恋しちゃダメですか?~  作者: 紫龍院 飛鳥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/25

第二十四話


…迫りくる幹部達の猛攻をくぐり抜けて満身創痍になりながらも漸くムエルタを檻から出すことに成功したルドルフ

後は彼女を連れて城を脱出するだけだったが…。


「うぐっ、ぐほぉ…」


吐血して倒れるルドルフ


「ルド!しっかりしろ!」

「ルタ、さん…もう、君を阻むものは何もない…もう自由だ、君だけでも先に、外へ…ぐぶっ!」

「馬鹿っ、おいていけるわけないだろ!こんなに怪我なんかして、後でお説教だからな!」

「…面目ない」


するとその時…


「いやいや、これは困るなぁ」


軽い拍子の声。


陰から現れたのは、余裕の笑みえを浮かべた特別幹部リオ。


「ボクの同僚を、しかも死刑囚を連れ出すなんて…さすがに見過ごせないよ、ルドルフ君」

「リオ!」

「正直言うとね」


リオの笑みが、消える。


「ボクはキミが嫌いじゃない、むしろ…かなり大好物だ」


魔力が、波打つ。


「でもさ…仕事と趣味は、別なんだよ」


すると、リオの両腕がうねうねと蠢いて刃物のような形状に変型した。


「何、それ…」

「驚いた?ボクはこれでも一応本職は技術者だからね、戦闘用に両腕をちょっぴり改造しておいて正解だった…これで二人諸共ズタズタに引き裂いてあげるよ…」

「ルド…」

「大丈夫、君のことは…俺が守る!」


よろよろと立ち上がりながら剣を手に取る


「おや?見たところかなり重傷みたいだけど、まだ動けるんだ?本当に頑丈な身体だねぇ、それでこそ…壊し甲斐がある」


うねうねと両腕を伸ばす


「ボク、男と女どっちもイケる性質でいじめられるのもそれなりに快感を覚えるけど…でもそれ以上に攻めるのはもっと興奮するんだよねぇ」

「…イカれてるな」

「さぁ、始めようか!」

「くっ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


剣を振るうルドルフ、しかしあっさり受け止められてしまい反対側から攻撃をくらい吹っ飛ばされてしまう


「ルド!」

「ははっ、やっぱりいい身体だねぇ!壊し甲斐がある!」


(触れただけで、神経を撫でるような攻撃。痛みと、嫌な感触、しかも速い……)


「やめろリオ!これ以上ルドを傷つけるな!私が…」

「ダメだ!」


ルドルフが、低く言った。


「今度は……絶対に一人にしない」


再び剣を手に挑みかかるルドルフ

ただし速度についていけず一方的にやられ放題


(どうしよう、このままじゃルドが…)


絶体絶命のピンチかと思ったその時だった。


「まだ諦めちゃダメよ!」


そこへ現れたのは、四天王アラクネ補佐官 ハートリアだった。


「ハ、ハートリアさん…」

「お待たせムエルタちゃん!アタシが来たからにはもう大丈夫!」

「誰かと思えば、ハートリア先輩じゃないですか…一体なんのつもりです?」

「どうしたもこうしたも、こういうことよ…ふっ!」

「っ!?」


ハートリアが目から放った光線を浴びた瞬間、リオは呆然と立ち尽くした。


「な、何を…」

「安心して、殺してはいないわ…ただの幻術よ、それもとびきりなヤツをね」

「サキュバスの能力の一つか…」

「そういうこと、これで少しは時間が稼げるはずよ…さ、傷を見せてちょうだい」


ルドルフの傷を手当てするハートリア


「ん、これで良し!一応応急手当は済んだから、もう動けるはずよ」

「本当だ、動ける…」

「でも、あくまでも応急処置だから無茶したらまた倒れるからそのつもりで…」

「ああ、ありがとう…ハートリア」

「礼は結構、それよりも…」


すると、ハートリアの幻術を解いて動けるようになったリオ


「あらら、後もう数分は足止めできると思ってたけど…しぶといのね」

「みくびらないでくださいよ先輩、次はもう同じ轍は踏みませんよ…」


両腕の触手をうねうねと動かすリオ


「仕方ないわね、ムエルタちゃん!彼氏君!」

「は、はい!」

「えっ?」

「ここはお姉さんがなんとかしてあげるから、今のうちに逃げなさい!」

「ハートリアさん…でもっ」

「いいから、行って!」

「ハートリア、なんでそこまで…」

「決まってるでしょ」


少し間を空けて武器を取り出しながらハートリアはこう告げた。


「アンタ達の恋を最後まで応援するって…アタシ、こう見えても自分の言った言葉には責任持つ主義だから」

「ハートリアさん…」

「ハートリア…」

「その代わり、無事ここを生きて出たらアタシとも一発…」

「それは断る…」

「それはダメ…」


食い気味に二人から辛辣なツッコミを受ける


「あらら、残念…まぁいいわ、さぁ早く行きなさい!」

「…すまない」

「どうか気を付けて」


ハートリアに後を任せて先を急ぐ二人


「随分とあっさり行かせてくれたのね…」

「ええ、あなたを瞬殺して追いかければいいだけの話ですから」

「フン、アタシも人のこと言えた義理じゃないけど…あなた後方支援担当でしょ?それでアタシに勝つつもり?」

「それはお互い様ってことで…」

「そうじゃあ、遠慮はいらないってことで…OK?」

「ご自由に…」



心強い味方の援護も受けつつ魔王城脱出を目指すルドルフとムエルタ…果たして運命や如何に?




To be continued...




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ