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中古にまつわる怖い話と奇妙な話  作者: 夏の月 すいか


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痕跡②

 ―知人 朝本(あさもと)さん(仮名)の話―


 アルバイト先の事務所で使ってた洗濯機なんですけどね。仕事で使うタオルとか雑巾とかを洗うんです。

 それで、洗濯して脱水が終わりますよね。タオルと取り出すのに洗濯機のふたを開けると、10回に1回くらいの割合でものすごい獣臭がするんです。

 そのタオルはもう使い物にならないですね。その洗濯機、店長がどこかから仕入れてきたものらしいんですけど、店長に文句言ったら「やっぱダメか。まあ、訳アリ品だから」って。そういうこともあるだろうって言うんです。

 さすがにそのあと割とすぐに洗濯機は交換してもらいましたけど。そういうこともあるだろうって…普通そんなことないですよね。



 朝本さんとは友人を介して知り合った。

 その際にたまたまこの話を聞いたのだが、この出来事は「痕跡①」のおよそ25年前にあたる。どちらも同県での話である



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