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現代ダンジョンで触れたものの寿命を吸い尽くす最凶スキルを得た社畜のノンストップ現代無双  作者: にんじんさん


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第24話超高速再生vs超光速風化


「オオオオオオオオオ!」


終焉の巨神が、怒りと恐怖の混じった叫び声を響かせる。

デコピン一発で右足を風化させられた怪物は、失った肉体を補うように、周囲の瓦礫や闇のエネルギーを急速に吸い上げ始めた。

ドクン、ドクンと不気味な脈動が響く。

一瞬だった。風化して砂になったはずの右足が、超高速の細胞分裂を起こし、瑞々しい漆黒の甲殻を伴って瞬く間に再生していく。


「見たか、佐藤誠! あの巨神は不死身だ! 傷をつけた先から肉体が再生していく! 時間を進めても、それ以上の速度で若返られたら意味がない!」


後方で戦況を見守っていたSランクの魔術師が、絶望に声を震わせる。

人類の英雄たちが絶望する中、俺はただニヤニヤと笑いながら、再生していく巨神の足を眺めていた。


「超高速再生、ねえ。面白いじゃん。だったら、どっちの速度が上か、勝負してみようか」


俺は地面を蹴り、巨神の巨体へと真っ直ぐ跳躍した。

空中、無防備な俺を目がけて、巨神の無数の漆黒の触手が槍のように殺到する。


「死ね、虫ケラが!」


巨神の意思が伝わってくるような、殺意の波動。

だが、俺は空中でその触手の一本を、左手でガシッと掴み取った。


――『時間進行タイム・フォワード』。出力、100%。一瞬に、十万年を進める。


ビキィィィィィン!


「ギ、ガッ……!?」

巨神の触手が、俺の手が触れた場所から、もの凄い勢いで灰色に変色していく。

巨神の肉体は、失った部位を「再生」しようと激しく脈動する。しかし、俺が流し込んでいるのは、それを遥かに超越する「超光速の風化」だ。


1秒の間に、十万年、百万年という途方もない時間が、怪物の細胞を駆け抜けていく。

細胞の分裂限界、つまりは『寿命の終焉』だ。

どれほど再生能力が高かろうが、細胞そのものが寿命を迎えて死滅すれば、二度と再生はできない。


「キ、キシャあああああ!? な、何だこれ、再生が、細胞が腐っていく……!?」


巨神の悲鳴。

触手から始まった風化の波は、巨神の超高速再生を完全に上書きし、すさまじい勢いでその巨体を侵食し始めていた。

「さあ、終わりだ。」


読んでいただきありがとうございます!

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