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短歌 その6
生き急いでいるのではなく有限の時間が人より視えるだけ
あなたが迎えに来てくれるのなら「家」と呼んだ場所に帰るから
疲れ切った一日に今日もカジュアルに「死にたい」と目を閉じる
「死にたい」と打ったら止めてくれるのを期待している泣いてるワタシ
君の好きは僕と重たさが違う一円玉分だけ切ない
君は自分の言葉で自分に僕では解けない呪いをかけてる
毛布の柔からかさに感謝して痛み止めを飲んで横たわる
隙間の時間を見つけてはみんなへのお別れの手紙を書いてる
夢や希望の話ができない私は話し相手失格では?
斬れ味のいいナイフを探して薄い紙きれで指を切る真理
星が死ぬのを見届けながらカップラーメンができあがるのを待つ
出会いはピアニシシモみたいだけど過ごしていく日々はクレシェンド
どこにも居場所がないと言う君は僕の部屋でご飯を食べてる
お腹が空いたと延長されたのはこれで三回目の自殺日
死んだことすら惜しんでもらえる人の近くでゴミを収集
一緒に死んでと言ったらいいよって頷いたから結婚する
幸せにしてもらいたいんじゃない隣で幸せを感じたい
まだ上手に言えないのと君はうつむく僕も同じだ「「おやすみ」」
一等星の夢を紡ぐ君にその夢を現実に繋ぐ僕
美しい言葉を紡ぐ人は傷つけられてもなお顔を上げる




