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短歌 その6
人は死ぬまでなんのためにいきているか考えなければいけない
僕はこれからも見たいものだけを見て片方の目を閉じるだろう
紙切れに「死ねない」の隣に「まだ生きたい」と小さく書く毎日
「お前が代わりに死ねば良かったのに!」僕もそう思うけど生きてる
シンプルに死を突き付けてくる体に最期までNoという心
「まだ死にたくない」を「まだ生きてる」と変換する作業を重ねる
私が欲しいのは真心の愛で気休めの恋情じゃない
テーマ『バファリン』
やさしさなんて余計な成分はいらない今の痛みを抑えて
木枯らしの便りと共に君を知る元気そうで良かったと思う
わかりやすい言葉であなたの隣にいるからチャンスをください
君にすら優しくできなかったね君だけでも優しくしたかった
大匙のすりきりの優しさでも足りなかったのに微糖でもいい
「そのままでいいよ」その言葉が呪いのように私を縛り付ける
君が優しくてくれる訳を探し続ける私は天邪鬼
私が欲しいのはお綺麗な正論じゃなくて無言の労わり
他人と同じことができない体を持て余す日付変更線
君からは手を繋ぎたくなる香りがする まるで陽だまりのような
君からの便りひとつもないから心配になる中 木枯らし吹く
君は独りぼっちだと思い込んでいる今日もすみっこを探す
あなたのいない未来で咲いた花を胸に飾って春風を待つ




